なぜ「ペットボトル」で「車」が「燃える」!? ちょっとした“油断”で大事件に! 炎天下の放置は「超危険」な理由とは
「収れん火災」の原因はペットボトル以外にもある!?
ペットボトルのほかには、どのようなモノが「収れん火災」の原因となり得るのでしょうか。
消防庁によると過去に、メガネやアクセサリー取り付け用の吸盤、タイヤのアルミホイールなどによって「収れん火災」が発生した事例があるといいます。
そのなかで車内に良く置かれるものとしてはメガネがあります。
そもそも直射日光が当たりやすいダッシュボードなどに置くと、メガネが樹脂レンズや樹脂フレームの場合高温で変形してしまう恐れがあるため、極力持ち出したほうが良いでしょう。
また、お守りなどをガラスに吸盤で貼り付けている人もいると思いますが、色がない透明タイプの吸盤はレンズの効果により「収れん火災」が発生する可能性もあるため、同様に注意が必要です。
なお吸盤をガラスに装着する場合は、保安基準上問題ない窓を選び、色が付いた吸盤のタイプを選ぶようにしましょう。
そのほか、車内に持ち込むモノではないですが、タイヤのアルミホイールが「収れん火災」の原因となった場合もあります。
国民生活センターでは、2008年にディスク面が凹面鏡のように窪んでいるメッキ加工されたアルミホイールが、車両近くの可燃物を燃やしてしまったことから、同様のホイールを装着したクルマの周辺には可燃物を置かないよう注意喚起を行っていました。
特にメッキ加工により鏡面化され、かつホイール形状もディッシュ(皿)タイプの凹デザインの場合、ディスク面の反りが大きく光の焦点距離が短いものほど、太陽の高度が高い場合でも「収れん火災」を起こすことがあるといい、ホイールメーカーも注意喚起を行っています。
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一般的には夏の「収れん火災」の割合は少ないのものの、暑い時期はドリンクを車内に持ち込むことも多いため、ペットボトルを直射日光の当たる車内に放置しないように気をつける必要があります。
また炭酸飲料の場合、高温になる場所に放置すると飲料自体も高温になり、炭酸ガスによる内圧も高まることで容器が変形し、最悪の場合破損する恐れもあります
このような理由からドリンク類は車内に放置しないよう、日ごろから心掛けたいところです。
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