トヨタ新型「“4人乗り”ヴェルファイア」まもなく登場!? 贅沢すぎる「豪華内装」に熱視線! 最上級「スペーシャスラウンジ」発売はいつ?

ヴェルファイア極上4座モデルの発売はいつ?

 トヨタ・レクサスの高級ミニバン3モデルは、運転手付きで乗るのがLM、アルファードはラグジュアリーさを打ち出したどちらかといえば後席重視のモデル、ヴェルファイアは運転も楽しみたい人にも向けて、ドライバーズカーの要素を強めに出しているモデルという棲み分けがあります。

 このためヴェルファイアに4人乗りモデルを設定すると、LMと競合が発生してしまいそうです。

専用設計の大型独立シートを備える新型「ヴェルファイア スペーシャスラウンジ コンセプト」の贅沢な後席
専用設計の大型独立シートを備える新型「ヴェルファイア スペーシャスラウンジ コンセプト」の贅沢な後席

 しかしながら、運転手を抱えている経営者やビジネスマンでも、運転好きは少なくなく、ときには自分で運転したいという人もいます。

 また運転手を抱えていなくても、贅沢な装備が充実した4人乗りのヴェルファイアを所望する人は少なくありません。

 そんなマーケットを見据えたのか、トヨタ車体は、トヨタは新型アルファード/ヴェルファイアの開発段階から目をつけて4人乗りヴェルファイアを開発し、JMS2023にコンセプトカーの出展を決めたのでしょう。

 スペーシャス ラウンジの名称は、2022年8月31日にトヨタ車体が商標登録を済ませていることからも、その背景がうかがわれます。

 トヨタ車体は、トヨタグループの中核をなすボディ製造会社で、製品の開発から生産を行っています。

 トヨタのミニバン、アルファード/ヴェルファイア、「ノア/ヴォクシー」「グランエース「ランドクルーザー300」「ランドクルーザー70」、レクサス「LX」などが主な製品です。

 トヨタ車体が直接販売に関わっているのが特装車で、冷凍・冷蔵車などの物流を担う商用車のほか、ハイエースをベースにしたビジネス送迎車シリーズも製造・販売しています。

 したがってトヨタ車体が、ヴェルファイアをベースにしたショーファードリブンを開発・生産・販売することは、既存ビジネスの範疇内でできてしまうことから、そう遠くない未来に市販化される可能性も非常に高そうです。

 またその可能性を裏付ける事柄の1つが、豪華な室内装備のほかに高い注目を集めた「プレシャスメタル」と呼ばれるベースモデルにはない専用ボディカラーです。

 JMS2023開催時、トヨタ車体ブースのスタッフは「実はプレシャスメタルは海外仕様に設定されている色です」と話しています。

 また「可及的速やかにスペーシャス ラウンジをラインナップに入れていきたいと思っております。ご期待ください」とも話しており、出展されたコンセプトカーが、実際に販売される完成車と限りなく近い仕上がりといえそうです。

 さて、気になるのは「いつ販売されるか」です。

 今のところ、発売に関する情報は入ってきていませんが、ここまで記した事柄から予想すると、期待を込めて早ければ2024年秋、遅くても2025年春ではないかと考えられます。

 新型ヴェルファイア スペーシャス ラウンジが市販化されれば、受注台数に上限が設けられ、あっという間に完売してしまうことも十分に予想されます。

 気になる人は、早めに販売店へ声をかけておいたほうが良さそうです。

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