知らないと大事故に!? 高速道路のガードマンの「旗振り」何種類もあるって本当!? 意外と奥深い「フラッグサイン」が表す意味とは
高速道路で工事や事故により車線規制される場合、交通誘導員などが、旗を振って注意喚起や交通誘導をおこないます。実はこの旗振り、複数の「振り方」で意味が異なるようです。
交通誘導員の旗振りポーズ、それぞれ何を伝えたいのか
高速道路で工事や事故により車線規制される場合、交通誘導員などが、旗を振って注意喚起や交通誘導をおこないます。密閉された車内では外から声が届きにくいため、視覚で注意を訴えるわけです。
いったいどのような振り方があり、それぞれどんな意味があるのでしょうか。
旗の振り方は、日常生活の街角で見かける「ガードマン」のやり方もありますが、法規で何らかの規定があるわけではありません。ちなみに、警察官が信号機の代わりにおこなう「手信号」は、自治体の例規で身体の動きが定められています。
さて、高速道路における「旗振り」の場合を見てみましょう。NEXCO3社は合同でその意味を紹介していますが、そのなかでもNEXCO中日本管内を中心に道路のパトロールを行う「中日本ハイウェイ・パトロール東京」が、より詳細に解説しています。
まず「頭上で、旗がゆっくりと大きく振られている」場合、「ご注意ください!」を表します。前方で異常事態が発生している際などに用いられます。
次に「旗を両手で持って」、「頭上から繰り返し振り下ろす」という動作は「速度を落としてください!」を表します。同じく異常事態がある場合ですが、特にスピードを落として徐行すべき場合です。興奮した人を落ち着かせる時の「まあまあ」というポーズに似ています。
同じ注意喚起でも「進行方向と並行に、顔の前から上へ、繰り返し引き上げる」という場合は「車線変更せず」注意して進めという意味です。
「2本の旗を頭上で何度もクロスさせ、最後は両手を水平にする」場合、「止まってください!」を表します。通せんぼをしているような形であり、直感的に分かりやすく、かつ緊急を要する合図と言えるでしょう。
「左へ寄ってください」「右へ寄ってください」という合図は、それぞれ「頭上で左へ大きく振る」「頭上で右へ大きく振る」という動作になります。
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同社は、いずれにしても、まずは「旗を振っている交通管理隊を見かけた時は『そこで何か危険があるな』と感じてください」としています。
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