なぜ「軽で白ナンバー」付けられた? 100万台装着のオリンピックナンバーの現状は? 9割が軽も「万博ナンバー」では変化あり?

東京オリンピック・パラリンピックを記念した特別仕様のナンバープレートは2021年9月までの期間限定で公布されていました。現在でも装着しているクルマはどれくらいいるのでしょうか。

オリンピックナンバーは軽自動車が白いプレートを装着できる絶好のチャンスだった?

 ちなみに、オリンピックナンバーが交付されたクルマのうち、軽自動車の割合は約9割だったとのこと。

 この理由について、前出の担当者は次のように話しています。

「軽自動車の黄色いナンバープレートに抵抗感がある人が白いナンバープレートを求めて申請したというのが明確な理由として考えられます」

 図柄入りナンバーは、2019年のラグビーワールドカップへ向けた特別仕様ナンバーから始まり、その後2020年のオリンピック・パラリンピックに続いて行きました。

 その時の特別仕様ナンバープレートの色やデザインは、軽自動車と登録車で全く一緒だったようです。

オリンピックとパラリンピックのエンブレムを2枚1組で交付。前後面にどちらのエンブレムを取り付けられるかは自由に選択することができる
オリンピックとパラリンピックのエンブレムを2枚1組で交付。前後面にどちらのエンブレムを取り付けられるかは自由に選択することができる

 とくに、通常の交付手数料だけで受け取れるエンブレム付きナンバーは、オリンピックのエンブレムマークが入っていることをのぞけばほぼ登録車の白いナンバープレートと同じものでした。

 このように、軽自動車でも白いナンバープレートを付けられるという事情から、申し込みが殺到したようです。

 現在は2025年大阪万博へ向けた特別仕様ナンバーが交付されていますが、今回は軽自動車のナンバーには黄色い枠が付けられています。

 これについて、前出の担当者は次のように話しています。

「やはり軽自動車のナンバーが黄色ではないのはよろしくないだろう、ということで万博からは軽自動車のプレートには黄色い枠が付くようになりました。

 前回のオリンピックプレートの申請が軽自動車に偏ってしまったことも、この変更の原因だと思います」

※ ※ ※

 オリンピックナンバーを申請したクルマは約100万台。9割が軽自動車でした。

 現在もオリンピックナンバーをつけているクルマがあるとすれば、その大半が軽自動車であると考えられます。

 現在は万博ナンバーが交付されていますが、今回からは軽自動車用には黄色枠が付けられるようになりました。

 オリンピックナンバーは、軽自動車ユーザーにとって白ナンバーをつけることができる幻のプレートであったといえるかもしれません。

【画像】「えっ…!」これが万博ナンバーです。軽は?(34枚)

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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