なぜ「軽で白ナンバー」付けられた? 100万台装着のオリンピックナンバーの現状は? 9割が軽も「万博ナンバー」では変化あり?
オリンピックナンバーは軽自動車が白いプレートを装着できる絶好のチャンスだった?
ちなみに、オリンピックナンバーが交付されたクルマのうち、軽自動車の割合は約9割だったとのこと。
この理由について、前出の担当者は次のように話しています。
「軽自動車の黄色いナンバープレートに抵抗感がある人が白いナンバープレートを求めて申請したというのが明確な理由として考えられます」
図柄入りナンバーは、2019年のラグビーワールドカップへ向けた特別仕様ナンバーから始まり、その後2020年のオリンピック・パラリンピックに続いて行きました。
その時の特別仕様ナンバープレートの色やデザインは、軽自動車と登録車で全く一緒だったようです。

とくに、通常の交付手数料だけで受け取れるエンブレム付きナンバーは、オリンピックのエンブレムマークが入っていることをのぞけばほぼ登録車の白いナンバープレートと同じものでした。
このように、軽自動車でも白いナンバープレートを付けられるという事情から、申し込みが殺到したようです。
現在は2025年大阪万博へ向けた特別仕様ナンバーが交付されていますが、今回は軽自動車のナンバーには黄色い枠が付けられています。
これについて、前出の担当者は次のように話しています。
「やはり軽自動車のナンバーが黄色ではないのはよろしくないだろう、ということで万博からは軽自動車のプレートには黄色い枠が付くようになりました。
前回のオリンピックプレートの申請が軽自動車に偏ってしまったことも、この変更の原因だと思います」
※ ※ ※
オリンピックナンバーを申請したクルマは約100万台。9割が軽自動車でした。
現在もオリンピックナンバーをつけているクルマがあるとすれば、その大半が軽自動車であると考えられます。
現在は万博ナンバーが交付されていますが、今回からは軽自動車用には黄色枠が付けられるようになりました。
オリンピックナンバーは、軽自動車ユーザーにとって白ナンバーをつけることができる幻のプレートであったといえるかもしれません。
Writer: Peacock Blue K.K.
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