無事故・無違反で「ゴールド免許」なぜ“剥奪”!? うっかりで“ブルー免許”に格下げ? 絶対に“やりたくないミス”とは
ゴールド免許でも「一発アウト」の場合とは
では、ゴールド免許を取得していて、一回の違反で免許停止や取り消しなど、いわゆる「一発アウト」になるケースにはどういった違反が挙げられるのでしょうか。
交通違反には点数制度が設けられており、交通事故や交通違反に対して定められた点数が加算されます。
過去3年間の合計点数が基準に達すると免許停止や取り消しの処分がなされます。
点数で見ると、行政処分前歴がない状態で1回の交通違反で6点が加算されると「免許停止30日」の処分となります。
6点が加算される違反には、一般道での速度超過30km/hから50km/h未満、高速道での速度超過40km/h以上から50km/h未満が挙げられます。
また、ながらスマホなどクルマを運転中に携帯電話などの使用により「交通の危険」に該当した場合も、6点が加算されます。
さらに違反点数が15点以上となった場合は免許取り消しとなり、点数に応じて欠格期間が定められます。
1回の違反で15点を超える違反には、妨害運転の「交通危険のおそれ」(25点)、過労運転(25点)、無免許運転(25点)、酒気帯び運転のアルコール濃度0.25mg/l以上(25点)が挙げられます。
例えば無免許運転では欠格期間は2年となり、2年間は運転免許の再取得ができません。
さらに違反点数が6点を超えると重大な違反として刑事処分の対象となるため、無免許運転の場合では、「3年以下の懲役または50万円以下の罰金」が科されます。
略式裁判によって刑罰が判決され、懲役ではなく罰金刑で収まるケースが多いですが、罰金といえど刑罰にあたるため、前科がつきます。
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例えゴールド免許を取得していても、1回の違反で6点以上加算されると“一発アウト”となってしまいます。
ゴールド免許が一発で剥奪されるといったケースがないように、気を引き締めて安全運転を心がけましょう。
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