小型ミニバン「シエンタ」「フリード」どっちがいい? 価格や装備がかなり違う!? 「ライバル車」ベストな選び方とは
小型ミニバンのライバル車として、トヨタ「シエンタ」とホンダ「フリード」があります。両車は似ているものの、価格や装備が異なるようです。購入を検討するなど、どのように選ぶのが良いのでしょうか。
「シエンタ」vs「フリード」
「シエンタの購入を考えているのだけれど、新型フリードを見てから決めよう」という人もいれば「新型フリードを考えている。でも期待値に届いていなければシエンタにしようと思う」みたいな人もいることだろう。
誰が何といっても、トヨタ「シエンタ」とホンダ「フリード」はライバル関係にある。そして、2024年6月28日に全面刷新した新型フリードが発売された。
果たして新型フリードとシエンタには、どのような違いがあるのだろうか。購入する人の気持ちになって比較してみたい。
まずはクルマの評価で一番重要な価格と装備のバランスから。
「とにかく予算を絞りたい」と考えているのなら、瞬時も迷わずシエンタだろう。
新型フリードは、原材料費の高騰やフルモデルチェンジで大幅な値上げを行っており、一番安いモデル(エアー・ガソリン・2WD)で250万8000円になってしまった。
一方のシエンタは、3列シートの一番安いモデル(X・ガソリン・2WD)は203万5200円からラインナップしている(2列シートの一番安いモデルは199万5200円)。
約50万円違うと、新型フリードはもはやワンランク上のモデルというイメージだ。
シエンタのXグレードは、プリクラッシュセーフティに代表されるADAS(先進運転支援機能)のスペックは新型フリードに勝るとも劣らない。
スライドドアだって、使用頻度の少ない運転席側こそ手動ながら、助手席側は電動式が標準装備(そもそも小さい子どもがいるなら運転席側ドアは使わないことを強く推奨します)。
エンジンはシエンタも新型フリードも同じく1.5リッター。3列シートの乗員はシエンタが7人に対し、新型フリードが6人。リーズナブルに済ませたいと思っている人はシエンタ優位です。
ある程度装備が充実しているグレードを考えているのなら、新型フリードだと274万1200円の「エアーEX」というモデルになる。
斜め後方の車両の存在を教えてくれ、しかも見通しの悪い場所にバックギアで出て行く際、左右から車両や自転車などが接近していたら警告の後、自動ブレーキ掛けてくれるブラインドスポット警報まで付く。この装備は都市部で乗るなら強く推奨したい。
シエンタだと「G」(237万7500円)となる。8インチナビ+オーディオや、ETC車載器、ドライブレコーダーまで標準装備されている。この3つの装備を新型フリードに付けようとしたら20万円くらい掛かります。
新型フリードのエアーEXは、アルミホイールや革巻きハンドルが標準装備ながら、36万3700円+装備分の金額差を考えると、迷ったらシエンタの方が魅力的かもしれません。
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