三菱の新型「パジェロ“ミニ”」登場!? 斬新「ゴツゴツボディ」&超タフ顔! 伝説的「“軽SUV”」11年ぶりに復活か?
1990年中期に登場して大ヒットした三菱の軽SUV「パジェロミニ」が、復活するのではないかという噂が流れています。
かつて爆売れした「パジェロミニ」は復活する?
見た目のスポーティさと多機能性のどちらも持ち合わせているSUVですが、近年人気を博しており、各メーカーがラインナップをどんどん増やしています。
そんななか、三菱がかつて製造・販売していた大ヒット軽SUV「パジェロミニ」が復活するのではないかという噂が流れています。
果たして本当にパジェロミニは復活するのでしょうか。
パジェロミニは1994年にクロスカントリーSUV「パジェロ」の弟分として登場。
このモデルは、発売からわずか5年で39万6459台の販売を達成し、トールワゴンが主流になるまで、軽自動車市場を席巻しました。
パジェロミニがパジェロと異なる点は、そのボディ構造です。
当時パジェロが標準的なラダーフレーム構造を採用していたのに対し、パジェロミニはモノコック構造(ビルトインフレーム方式)を採用。
この設計により、小排気量の660ccエンジンでも軽快な走りを実現しつつ、当時高まっていた低燃費性能への期待にも応えました。
また、駆動方式もパートタイム4WDだけでなく、燃費を抑えることができるFRも設定。
これが、日常的に車を使う軽自動車ユーザーや、非降雪地のユーザーに評価されました。
1998年には2代目が登場し、2代目パジェロ後期型に似せた外観を採用するとともに、低燃費や安全性を大幅に向上。
しかし2000年代初頭に発覚したリコール隠し問題の影響で三菱車離れが進み、パジェロミニの販売台数も最盛期の1/10までダウンし、そして2012年6月に生産終了となりました。
なおパジェロミニへの評価は今でも高く、中古車市場でも高値を維持しています。
またこの10年間で何度か復活の噂が出るなど、その人気は衰えていません。
特に近年、三菱車の復活が叫ばれているほか、日本では久しく販売がなかった「パジェロスポーツ」の次期モデルが導入される可能性もあり、パジェロミニ復活の期待が一層高まっています。
インターネット上に掲載された予想CGも多く見られますが、本当に復活するかどうかは不明です。
三菱の開発スタッフにそれとなく聞いてみたところ、直近での復活の可能性は低いとのこと。
その理由としては、現在三菱では軽自動車市場に「デリカミニ」と「ekクロス」といったタフ系ワゴンを投入しており、ここへさらにパジェロミニを投入すると共倒れになる可能性があるためだと考えられます。
また、若年層の中にはパジェロを知らないユーザーも多く、本家パジェロが日本にない状態ではパジェロミニの知名度も低いです。
次期パジェロスポーツは、ピックアップトラック「トライトン」とシャシやメカニズムを共有する可能性が高く、最新デザインのダイナミックシールドを採用することが予想されています。
現在、国内のクロカン4WD市場は好調でありながら、トヨタ「ランドクルーザー」シリーズの納期が長くなっており、軽自動車市場のジムニーでも同様の現象が起きています。
そんななかパジェロ/パジェロミニを投入すれば、市場に大きな影響をもたらし、かつてのパジェロ人気を獲得するのも夢ではないかもしれません。
パジェロミニの情報がない。