PHEVは「ガソリンの劣化」に要注意! 電気しか使わない「EVモード走行」で思わぬトラブルに発展!? 気をつけるポイントと「対処方法」とは

長期間乗らない時はどんな点に気をつけるべき?

 では、PHEVを長期間使用しない場合は、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。

ガソリンを保存できる「携行缶」も要注意!(※画像はイメージ)
ガソリンを保存できる「携行缶」も要注意!(※画像はイメージ)

 とくにガソリンの管理が重要になるため、普段から電気走行がメインの場合はタンク内をあえて満タンにせず、こまめに新しいガソリンを給油するという工夫もひとつの方法です。

 また長期間クルマに乗らない場合は、ガソリンと同様にバッテリーの管理にも気を配りましょう。

 バッテリーは充電量が高い状態で長期間放置すると、劣化が進みやすくなる特徴があります。

 そのため放置は避け、2~3カ月に1度は充電するようにしましょう。

 さらに、PHEVにはハイブリッドシステムを作動させるメインバッテリーのほかに、電装系統を動かす補機バッテリーが設置されています。

 こちらも定期的に充電させる必要があるため、できれば1カ月に1回は短距離でも走行することをおすすめします。

 そのほか、基本的なメンテナンスは怠らいようにしましょう。

 タイヤの空気圧をチェックし、必要に応じて調整します。車体にカバーをかけ、直射日光や雨風から保護するのも良いでしょう。

 具体的な点検・メンテナンス方法は取扱説明書を確認するか、ディーラーに聞くなどして把握しておくことも重要です。

 このように、PHEVを長く快適に使うためには、電気とガソリンの両方のシステムに気を配ることが大切です。

 バッテリーとガソリンのどちらも放置は厳禁のため、定期的にクルマを始動させ、点検・メンテナンスも怠らないように気をつけましょう。

※ ※ ※

 PHEVは電気とガソリンそれぞれの良い点を兼ね備えたクルマですが、適切な管理が不可欠。

 とくに、電気走行が主となる日常使用では、ガソリンの劣化に注意しましょう。

 また、たとえ長期間使用しない場合でも定期的な始動や充電を心がけ、PHEVの特性を理解して適切なメンテナンスを行い、快適に乗れる状態を維持することが大切です。

TSUMUJI Writing Studio(渋谷)

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筆者名:TSUMUJI Writing Studio(渋谷)

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