国交省ガチ警告!?「バスに急ブレーキ踏ませるな!」キックボードや自転車も…実験で“後頭部強打”衝撃映像も
国土交通省は2024年7月9日、公式SNSにて、バスの周囲での交通ルールについて「やめましょう!」など強い言葉で呼びかけを行いました。一体どのような内容だったのでしょうか。
公式SNSで注意呼びかけ
国土交通省は2024年7月9日、公式SNSにて、バスの周囲での交通ルールについて呼びかけました。
投稿は、「バスに急ブレーキを踏ませる行動はやめましょう!」と、単刀直入かつ強い言葉から始まります。
「接触事故がなくてもバスの前に自転車等が割り込むことで、バス内の乗客が転倒する恐れがあります。
最悪、命に関わる場合もありますので、ルールを守って運転しましょう」
国交省SNSでは、6月24日に「バスにおける事故のうち、約3割は車内事故によるものとされています」と呼びかけ、急ブレーキの際に、自分の身を守るための動画を投稿しています。
いっぽう今回は視点が変わり、「そもそもバスが急ブレーキを起こすのは、周囲が傍若無人に割り込んでくるせいだ」という警告になっています。
なお、今回と前回の添付動画では、どちらもダミー人形による実験が紹介されています。車内で立っている乗客が、急ブレーキでバランスを崩し、なすすべもなく後ろへバッタリと倒れこんだ場合を想定しています。後頭部を強打し、ステップや座席など打ちどころが悪い場合は「最悪の場合、死亡に至る可能性も」としています。
周囲の交通が原因でバスが急ブレーキし乗客がけがをする事例は、ことし4月に仙台市で2名が重軽傷を負ったほか、6月にも札幌市で4人がけがをしています。後者は、前のクルマが突然停止したことが要因とされています。
投稿からわずか4時間で多数の反応がつき、コメントでは「普通に危ないからね。怖いのよ」「本当にそう思います。車は急に止まれない」「バス相手以外にも言えることですが、『自分たちさえ割り込めればいい』じゃなく、『自分たちが割り込めても、その結果、後続車たちや脇道から出てくる車や人たちを巻き込むかもしれない』と想像してほしい」「とっさの事でブレーキとなってもフルブレーキングに近い踏み込みになるから握り棒とかに掴まっていても倒れてしまう。しかも今のノンストップバスは通路に階段があるから、打ち所が悪いと死亡事故になるんだよ」など、様々な反響がありました。
トラック運転手より
気持ちはわかります。ブレーキを踏ませるだけで妨害だとわかってないドライバーが多い。車間距離を考えつつ進路変更等していただけると、事故も減るしあおり運転も減ります。バスに限定せずに進路妨害は反対です。
バス運転士です。38年間この業界にいます。
高齢化が進み免許変更が奨励され高齢者のバス利用が格段に増加しました。
高齢者は車内で転倒すると大半が骨折、人身事故となり免許証も傷付きます。
「国土交通省もやっと動いてくれたか…」という感じです。非常に有り難い動きです。
余談ですが…
ネットニュースで取り上げて頂くのは非常に有り難いのですが、このような重大な内容のニュースに「ガチ」と言う表現のタイトルは重みがなくなると感じました。
ふざけが過ぎたタイトルが頻発されて居る様な気がします。「目を引くタイトル」を目指して居るのでしょうが、もうちょっと推敲された方が良いと思われるものが多い様です(なんでもかんでも「謎」を連発する等)。