「助手席で爆睡」で大ゲンカも!? 運転手のために「起きておく」のが絶対重要なワケ 心がけは「敏腕マネージャー」に学ぼう

クルマの助手席に座る人は、ドライバーに対して気遣いが必要ですが、特にやってしまいがちなのが「助手席で爆睡する」ということです。どんなことに気を付ければ良いのでしょうか。

眠気防止に「助手」ができることは?

 長時間のドライブでついつい眠気を覚えてしまうのには、特有の原因があります。座ったままの姿勢による血行不良や、車内の快適な環境、微振動による「ゆりかご効果」などです。

 まず走行中に眠気を防ぐには、適度な会話を心がけたり、ガムを噛んだり、コーヒーやお茶、エナジードリンクなどカフェインの適量摂取などの方法があります。

 しかしそれは対症療法にすぎず、やはりしっかり休憩を取ることが大事です。

 SA・PAでクルマを停め、降車して身体を動かすと、身体の血流が良くなるほか、新鮮な空気にふれて、脳と身体がリフレッシュされます。また同じ姿勢で固化した筋肉をほぐすことも疲労軽減に有効です。

 また、どうしても眠気が強いときはSA・PAでの仮眠が有効な手段です。昼食後は人間が生理的に眠くなりやすい時間帯になるため、15〜20分程度の仮眠を取ると良いでしょう。

 その際、仮眠の15分前にカフェインを摂取すれば、起きた頃に覚醒作用が現れ、より頭がすっきりするという効果が実証されています。この「コーヒーナップ」は、ビジネスパーソンの間でも注目されています。

 こうした「休憩の提案」は、なかなかドライバーから言いだしにくいものです。ドライバーは「一刻も早く目的に届けなければ」という焦りにも似た使命感があるほか、運転への集中モードになって、休憩する発想に至らないからです。

 そんなときに助手席からの休憩の提案は、ドライバーにとって「助け舟」とも言えます。またドライバーによっては運転を代わる申し出もありがたいサポートとなるかもしれません。

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