ワイパーも効かない! 激しい「ゲリラ豪雨」に対抗する「事前準備」あった! クリアな“視界”確保する「ウラ技」とは
梅雨や台風、ゲリラ豪雨など、これからの季節は雨に遭遇する機会が増えます。クルマの窓ガラスの視界を確保するために必要な撥水コーティングなどについて紹介します。
「ガラスの撥水コーティング」にも複数の種類がある
7月から9月にかけては、他の季節に比べて雨天走行の機会が増えます。雨の水滴や水しぶき、また車内の湿度が高くなることで窓が曇り、視界が悪化することで、ドライバーにとってストレスとなるなばかりか、大きな危険も伴います。
そこで今回は、こうした危険な状態を緩和できる「セルフメンテナンス」について紹介します。
![窓の水弾きを高めるための「撥水コーティング」にも複数のタイプがあります[画像はイメージです]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2025/05/20240523_Traffic_Accident_Trouble_AdobeStock_279156792.jpg?v=1716431072)
雨の日は、フロントガラスに雨が付くことにより視界が悪くなります。
通常の走行時はワイパーを作動させれば問題なく走行できますが、線状降水帯が発生しているときや、ゲリラ豪雨などバケツをひっくり返したような雨量のときなどでは、ワイパーの作動を最速にしても充分な視界を確保できないことがあります。
また、路面に雨水がたまっている場合、対向車が通るたびに水しぶきがフロントガラスにかかり視界が確保できないような危険な状況もあります。
このような時に効果を発揮するのが「ガラスの撥水コーティング」です。
新車ディーラーや洗車・コーティング専門店などで施工する本格タイプもありますが、セルフで作業できるガラスの撥水コーティングの種類については、大きく分けると3つのタイプがあります。
一般的なタイプは、撥水力が高いシリコーンの成分が入った「シリコーンタイプ」です。
水玉になって視界を確保するほか、フロントガラスに当たる風で比較的低速からでも水玉がフロントガラスの上部に飛んでいくのでより視界を確保できます。
また、シリコーンタイプは2~3か月程度の耐久性であるのに対し、より手間を省きたい人向けにおススメなのが「フッ素タイプ」です。
シリコーンタイプと比べるとやや価格が高めとなりますが、メンテナンス頻度が下がるためタイパを求める人には良いでしょう。
ただしシリコーンタイプと比べると撥水力が弱めなので、視界の確保性は問題ないもの、低速でワイパーを使わなくても水玉が飛んでいくような効果は期待できません。







































