トヨタ高級車「新型クラウン」なぜ“4車種”も存在? しかも「SUVタイプ」が3車種!? 過去のイメージ覆す「革新と挑戦」の理由とは
現行「クラウン」は4車種を同時にラインナップし、しかもそのうち3車種がSUVタイプと、従来のイメージと大きく異なる存在となっています。その背景には一体どのような理由があるのでしょうか。
なぜ「クラウン」は4車種に別れた?
トヨタの伝統的な高級車「クラウン」は、セダン型を基本としつつ、ワゴンやピックアップトラックなど複数タイプを用意することは過去にもありました。
しかし、現行モデルは4車種と同時にラインナップし、かつてなくバラエティに富んでいます。
しかもそのうち3車種がSUVタイプと、従来のクラウンとは大きく異なる様相を見せていますが、その背景にはどのような理由があるのでしょうか。
現行クラウンは、セダンのほかに「クロスオーバー(SUV)」「スポーツ(クーペSUV)」「エステート(SUV)」と、合計4タイプを設定。
これは1955年の初代モデル誕生から60年を超えるクラウンの歴史において初めての状況です。
もともとクラウンは、5年もの研究試作を経て誕生した国産初の高級セダンで、つまり“セダン”であることがクラウンという存在の根底にありました。
そして昭和の時代には「いつかはクラウン」というフレーズが流行し、憧れのクルマとして非常に高い人気を誇ります。
そんなクラウンの人気は平成の時代に入っても依然として高く、10代目のデビューした翌1996年の年間販売ランキングでは、当時の国産車における絶対王者の「カローラ」に次ぐ2位の座をクラウンが獲得しています。
そのように2000年代前半までクラウンは、年間販売ランキングでトップ10を定位置とするほどの人気モデルだったのです。
ところが、2010年以降は風向きが一変。クラウンの年間販売ランキングは、10位以内どころか、20位以下が当たり前になってしまいます。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。