「愛車がゲームボーイで盗まれました。」 深夜に「トヨタ・ランクル300」姿消すも… 24時間後には発見、なぜ? 盗難後すぐやるコトは?

盗難されて見つかるケースに共通することは? どうしたらオーナーの元に戻る?

 ところで、毎日のようにランクル300やアルファード、そして日産「スカイラインGT-R」やマツダ「RX-7」などの旧車を含めて盗難被害がSNSで報告されていますが、中にはモカさんのように発見されて持ち主のもとに返ってくるケースもあります。

 筆者はこれまで100台近い自動車窃盗を取材してきましたが、このうち発見されて取材ができたケースは以下となります。

 ・LC(ほぼ無事)
 ・RX-7 FD 3台(2台はほぼ無事。1台はバラバラ)
 ・スカイラインR34GT-R(ほぼ無事)
 ・シビックタイプR(窃盗犯が乗り逃げして事故で大破)
 ・ランドクルーザー300(モカさんの例)
 ・スカイラインR32GT-R(消火器をまかれていた)
 ・GS(バラバラにされて金属解体業者のヤードで発見)

 また、ここには入っていませんが日本で盗まれた約20台の旧車スポーツカーがバラバラにされてアメリカの日本車専門店で見つかったというケースも2020年5月にありました。

 他、国内で窃盗犯が捕まったという例もありますが、このような場合はすでに海外に密輸されているケースがほとんどなので残念ながらクルマがオーナーに戻る可能性はほぼゼロに近いでしょう。

 そして盗難車が発見されるケースには、共通点があると筆者は考えます。

 確実なエビデンスがあるわけではないので参考までに心に留めておいていただくと良いかもしれません。

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 1.XをはじめとするSNSに被害者本人が盗難に気づいてすぐに写真と共に投稿している

 重要なことは被害者本人の投稿であることです。盗難被害に遭った苦しみや悲しみが読む人の心に伝わり、「何とかしてあげたい!」という気持ちが多くの人に伝わります。

 また、盗難対策についての詳しい事情もオーナー本人であればすぐに答えられるでしょう。

 盗難に関する投稿を知人や友人、親戚が代わりにやる例がありますが、何か専門的なことを聞かれたときにすぐに回答できなかったり、回答が薄かったりするのは良い傾向ではないと考えます。

 2.SNSのDMを開放している

 インスタグラムやXのDMをフォロー関係なく、誰からでも受け取れるようにしておくことは非常に重要です。

 今回のモカさんも全く縁のない方からの目撃情報で発見→返還に至りました。

 3.SNSで広く拡散される

「自動車盗難情報局」(jidoushatounan.com)や「盗難情報掲示板」(theftinfo.hatenablog.com)などに盗難情報を登録すると同時にSNSで盗難情報が拡散されます。

 犯人側にこちらの動きを知られないよう公開しない、という被害者の方もいますがこれまで見つかったケースの多くは、SNSでの拡散が発見につながっているといえます。

 4.メディアの取材には積極的に応じる

 TVで放送されたことで多くの人が知ることになり、目撃情報から発見→返還に至った例もあります。

 ただし、TVで取り上げられるかどうかは動画の有無にかかわっています。

 防犯カメラの映像などをいち早く提供できる状態であればTVで放送されやすくなり、それが発見につながるケースもあります。
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キャンプが付けられたナンバープレート(画像提供:モカさん)
キャンプが付けられたナンバープレート(画像提供:モカさん)

 最後にモカさんに改めて「なぜ短時間で見つかったと思いますか?」と聞いたところ、以下の回答を頂きました。

「Xでの拡散。これに限ると思っています。

 私のランクルを見つけてくださった人もXでの盗難被害の投稿を見てくれていました。

 たまたまその人がクルマに関する仕事をされていて、31日の朝、電車に乗るときにコインパーキングにランクルが止まっているのに気づいたそうです。

 不審に思って、後輩にお願いして写真を撮ってきてもらい、警察に連絡をするとともにそのランクルの写真を私のところに送ってきてくれました。

 ナンバーも同じですし、『これは間違いない!』となりました」

※ ※ ※

 盗難されやすい地域(千葉、埼玉、神奈川、愛知など)で盗難されやすいクルマ(ランドクルーザープラド、300、アルファード、スカイラインGT-Rなど)を所有している人はどうか他人事だと思わず、常に「盗難されるかもしれない」という意識をもって十分に対策をとってください。

【画像】「えっ…!」これがハンドル切断された「ランクル300」です(30枚以上)

「えっ!カッコいい!」 マツダの「スゴいSUV」登場! どこが良いの?

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Writer: 加藤久美子

山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。

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3件のコメント

  1. この記事で最も不可解なのは、なぜ「ゲームボーイで盗まれた」と言い切れるのか?ということ。

    被害者は盗難ツールのゲームボーイで盗まれた瞬間を見ていたの?

    この記事を書いた三流ライターも取材内容は浅すぎる。

    • 外装に傷が全くないことがGAME BOYで盗まれた証拠です。ただ、ロシアのサイトで販売されているGAME BOYーTEK(3万ユーロ)かどうかは不明です。というのも、GAME BOYと同様のシステムで盗まれる手口が増えているからです。浅い取材ではありませんよ

  2. GAME BOYがなんなのか、人なのか集団なのかツールなのか。記事だけ見ても分からない、事前知識が必要な書き方で、その被害にあわないよう気をつけましょうと啓蒙するには対象者が曖昧な残念記事になっているように思う

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