免許証の「謎のチップ」何の意味? 個人情報分かる? 「2つの暗証番号」覚えてる? 忘れた時の対応は?
運転免許証の2つの暗証番号… もし忘れてしまったらどうする?
2つの4桁の暗証番号は、あまり使う機会がないかもしれません。
しかし、一部市町村や銀行などでは、本人確認時にこの暗証番号が必要になることもあるようです。
たとえば、三菱UFJ銀行ではスマートフォンを使用して口座開設する場合など、非対面で本人確認をおこなうときに、暗証番号を使って運転免許証のICチップを読み取ることで、手続きの一部を省略できるといいます。
ほかにも、本籍といった券面に記載されておらず、ICチップに記録されている情報を知りたい場合、運転免許試験場や免許センター、警察署などに設置された専用の端末を利用することで把握できるようになっています。
しかし、日常的に使う機会が少ない運転免許証の暗証番号を忘れてしまっている方もいるかもしれません。
もし暗証番号を忘れてしまった場合はどうしたらよいのでしょうか。
このことについて、警視庁は「運転免許試験場のほか運転免許更新センター、警察署に本人が運転免許証を持参した上で申し出る必要がある」と説明しています。
暗証番号を3回続けて間違えるとICチップは読み取りできなくなり、そして暗証番号を失念してしまってICチップの読み取りができなくなった場合は、本人が申し出る手続きをしなければいけません。
電話での照会や代理人による照会には応じておらず、暗証番号は次回の運転免許証更新や再交付、各種運転免許取得の手続き時まで変更できないようになっています。
このようなことを知ると、運転免許証の2つの暗証番号を忘れてしまいそうで不安な人もいるかもしれません。
そういった人に向けて、警察は暗証番号の付け方について次のように案内しています。
運転免許証の暗証番号は4桁のものを2つ設定するのですが、暗証番号1は運転免許証の券面に記載されている情報しか読み出せないため、券面に記載されている運転免許証番号の一部を利用することを推奨しています。
ただし、暗証番号2については、券面に書かれていない本籍の情報を閲覧できるようになるため、本人にしか知りえない番号を設定しなければいけません。
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このように、運転免許証の2つの4桁の暗証番号を失念してしまうと、本人が運転免許証を持参して、運転免許試験場のほか運転免許更新センター、警察署の窓口で照会しなければならず手間がかかってしまいます。
そのため、暗証番号の控えは確実に安全な場所で保管し、必要なときに思い出せるようにしておきましょう。
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