「グニャグニャやん…」 なぜ“タイヤが変なカタチ”に? 気温差大きいイマこそ要注意! 空気圧の重要性を聞いてみた
低すぎても高すぎてもダメ!適切なタイヤの空気圧とは
空気圧はもちろん、低すぎるのも高すぎるのもよくなく、ちょうどよい適切な空気圧を保たないといけません。
空気圧が下がっている状態で走行する危険性については、上述した例のほかに、タイヤが潰れたような状態になるため、内側と外側に余計な負荷がかかることも挙げられます。
その結果、「転がり抵抗」が増して燃費が悪化するのはもちろんのこと、摩耗に偏りが発生したりタイヤのたわみが増えたりすることで、操縦安定性が悪くなることがあります。
一方で、タイヤの空気圧は高すぎてもリスクが発生します。
空気圧は少し高い程度であれば特段問題はありませんが、高すぎてしまうとタイヤの寿命が削れたり、乗り心地が悪くなったりすることもあります。
タイヤの空気が入り過ぎていると、タイヤのゴムが張り詰めた状態となり、地面からの衝撃を吸収および緩和させにくくなってしまいます。
その結果、接地面(トレッド)の中央部分だけが減ってしまう偏摩耗になることも。
また、接地面積が少なくなるため、制動距離が長くなる恐れもあります。
タイヤの空気圧は高めがよいという人もいますが、あくまでも、適正空気圧の10%増し程度にとどめておく必要があるでしょう。
さて、空気圧はどのような状態で管理するのがベターなのでしょうか。タイヤの空気圧の管理について、前出の担当者は以下のように話します。
「空気圧は通常タイヤが冷えている状況で測ります。ですが、ガソリンスタンドでタイヤの空気圧を測定する場合、ガソリンスタンドまで走行してきたわけですから、タイヤは非常に温まっていることがほとんどです。
そのため空気圧が高めに出ると思いますが、その点はあまり問題ないことが多いです。数値が高く出ているからといって下げてしまうと、タイヤが冷え切ったときに空気圧不足になってしまいます。
また、走行中であるのに、基準値ほどの空気圧の場合は空気圧が足りない可能性があるため、冷え切った後にもう一度確認して空気を入れるようにしましょう」
タイヤの空気圧チェックや補充は、一般的にガソリンスタンドやディーラー、カー用品店、整備工場などでおこなえます。
空気圧チェックや補充自体は簡単で短時間で済むため、常に適切に管理する意識を持つとよいでしょう。
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このように、一日の気温差が大きい季節の変わり目こそ、タイヤの空気圧に注意が必要だということがわかります。
ガソリンスタンドでもタイヤの空気圧チェックはできるため、給油のついでにおこなってみてもよいかもしれません。
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