1番高いのは“800万円超え” 1度は憧れる!? ラグジュアリーな「快適高級ミニバン」 3選

クルマは単なる移動手段以上の価値を持ち、快適さや機能性、スタイルが重要視される時代となりました。今回は、豪華な装備と洗練されたデザインを兼ね備えた高級ミニバンを3台紹介します。

贅沢な移動空間を提供する高級ミニバン

 現代の家庭やビジネスにおいて、クルマの選び方は単なる移動手段を超え、快適さや機能性、そしてスタイルが求められる時代となりました。
 
 特に、多人数の移動や荷物の運搬を必要とするシーンでは、ミニバンがその真価を発揮します。
 
 そこで今回は、贅沢な装備と洗練されたデザインを兼ね備えた国産高級ミニバンを3台紹介します。

ファミリーやビジネスマンにも人気の高級ミニバン
ファミリーやビジネスマンにも人気の高級ミニバン

●トヨタ「アルファード/ヴェルファイア」

 アルファードは、ラージサイズのフラッグシップミニバンで、初代は2002年5月に登場しました。

 当初は「アルファードG」と「アルファードV」の2モデルが設定されていましたが、Gがトヨペット店扱い、Vがビスタ店(のちにネッツ店に統合)扱いという差で、バッジが異なる程度の違いでした。

 2008年5月には、アルファードGが2代目アルファードに、アルファードVは独立し兄弟車の初代ヴェルファイアとして新たに販売されることになります。

 現行モデルとなる4代目アルファード及び、3代目ヴェルファイアは2023年6月にデビュー。

 アルファード/ヴェルファイアのボディサイズは全長4995mm×全幅1850mm×全高1935mm-1945mm、ホイールベースは3000mmと、従来よりも全長は60-45mm延長されたのに対し、全幅はそのまま維持され、全高は最大5mm低くなっています。

 アルファードのエクステリアは、「Forceful×IMPACT LUXURY」というキーワードをもとに、従来の堂々としたスタイリングを継承しつつ、さらに進化しています。

 一方でヴェルファイアのエクステリアは、従来の力強いスタイリングをさらに進化させ、特にワイド&ローが強調されるメッキを多用したフロントグリルや、2段式ヘッドライトが印象的です。

 アルファード/ヴェルファイアのインテリアは、インパネ中央に14インチの大型ディスプレイを配置するほか、高さがあるセンターコンソールや、ラウンドした形状のインパネのトリムにより、包まれ感のある前席を実現。

 また上級グレードの「エグゼクティブラウンジ」に設定される2列目の独立キャプテンシートはオットマン&アームレストにヒーターが設定されるなど、より快適な空間へと進化しました。

 パワートレインは、アルファードに2.5リッター直列4気筒ガソリンエンジンと2.5リッター直列4気筒ガソリンエンジン+モーターのハイブリッドが設定され、駆動方式はガソリン車が2WDと4WD、ハイブリッド車が2WDとE-Fourをラインナップ。

 ヴェルファイアではアルファードと同じパワートレインのハイブリッドの他、2.4リッター直列4気筒ガソリンターボエンジンが設定され、駆動方式はガソリン車が2WDと4WD、ハイブリッド車が2WDとE-Fourから選択できます。

 価格(消費税込、以下同)は、アルファードが540万円から872万円、ヴェルファイアが655万円から892万円となっています。
 
●ホンダ「オデッセイ」

 1994年にデビューした初代オデッセイは、背の低いスタイリッシュなデザインやセダンのような走行性能などを採用したことで人気を博し、ミニバンブームの先駆けとなりました。

 2013年に登場した5代目は、車高を高めてスライドドアを備えたミニバンへと変更され、その後、2度のマイナーチェンジをおこなって進化し続けていました。

 しかし製造を担当していた狭山工場が閉鎖されたことに伴い、2021年12月末に生産が終了し、これまで続いてきたオデッセイの歴史に幕を下ろします。

 そして2023年12月、2年ぶりにオデッセイが復活。

 ホンダの中国合弁会社「広汽本田汽車」が中国で継続生産しているモデルを輸入し、国内で販売されるホンダ車として初の中国生産車となりました。

 また新たにオデッセイを国内へ再導入するに伴い、一部改良も実施されました。

 エクステリアは、フロントグリルの開口部上段を拡大し、水平基調の5本バーに突起状のデザインを組み合わせてワイド感と高級感を演出。

 インテリアは、2列目に4ウェイパワーシートを標準装備し、オットマンやリクライニング動作を電動化することで、きめ細かい調節が可能となっています。

 さらに、2列目シートヒーターや折りたたみ式センターテーブル、2列目専用の急速充電付きUSBチャージャーも装備されるなど、快適性の向上が図られました。

 パワートレインは、最高出力145ps・最大トルク175Nmを発揮する2リッター直4ガソリンエンジンに、最高出力184ps・最大トルク315Nmのモーターを搭載するハイブリッドとなり、これにトランスミッションはCVTが組み合わされます。 

 価格は480万400円から516万4500円です。

●日産「エルグランド」

 エルグランドは日産のフラッグシップミニバンで、初代は1997年5月に登場しました。

 高級感を前面に打ち出した堂々としたスタイリングや豪華な内装などで、デビュー早々に支持を集めました。

 現行モデルとなる3代目は、2010年8月にデビュー。

 歴代エルグランド同様の堂々としたスタイリングはそのままに、低重心の新プラットフォームにより優れた乗り心地と快適性、そして高い直進性や操縦安定性を確保しました。

 パワートレインは、最高出力170ps・最大トルク245Nmを発揮する2.5リッター直列4気筒エンジンと、最高出力280ps・最大トルク344Nmの高性能版、3.5リッターV型6気筒エンジンの2タイプを用意し、トランスミッションCVTで共通となっています。

 この2.5リッターと3.5リッターのエンジンラインナップは2024年現在も変更されず、継続採用されています。

 一方でこれまで、エルグランドの大きな特徴である堂々としたスタイリングに対しては、主にフロントマスクのデザインを大きく変更するマイナーチェンジを2014年1月と2020年10月に実施し、イメージチェンジを図りました。

 また2020年10月の改良時には、室内のセンターディスプレイも10インチに拡大したほか、先進運転支援機能についても多くの安全機能を標準装備化しています。

 そして2024年3月に実施された一部仕様変更では、インテリジェントアラウンドビューモニター(移動物検知機能付)とディスプレイ付自動防眩式ルームミラーが全グレードに標準装備され、安全性をさらに高めました。

 価格は408万2100円から837万8700円です。

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1件のコメント

  1. オデッセイRA-8 absolute V6に乗ってたがRBまではステーションワゴンに近い存在。実際車検証の車種もステーションワゴンだった様な…。
    そしてミニバンには一度も憧れたことがない。最初の頃のエルグランドは良さそうと思った様な気がするが、アルファードは社長や知事か輩の乗る物だと今も思ってるw

    ぶっちゃけエクステリアなんてどこが洗練されているのか、洗練されてると言う人間に聞いてみたい。

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