トヨタの高級ミニバン「アルファード」なぜガソリン車のほうが売れてる? ハイブリッド優勢のモデルが多いなか“例外”となったワケ

かもしれません。

 アルファードの価格はガソリン車が540万円から、ハイブリッド車は620万円からに設定されます。

 ハイブリッド比率の高いヤリスクロスはガソリン車190万7000円から、ハイブリッド車229万5000円から、カローラクロスはガソリン車218万4000円から、ハイブリッド車270万6000円からという価格に比べると大幅に高額です。

 さらに車両価格が上がるハイブリッドには手を出しにくいという事情もあるでしょう。

トヨタ「アルファード/ヴェルファイア」
トヨタ「アルファード/ヴェルファイア」

 一方で「手放すときのリセールバリューを考えるとハイブリッド車よりもガソリン車のほうがオトク。その理由は中古車輸出する際にガソリン車のほうが人気があるから」という声もあります。

 たしかにこれまではそういった傾向がありました。しかし昨今は海外でもハイブリッド人気が高まりつつあり、必ずしもそうとは言えないようです。

 ところで、ヴェルファイアはアルファードの兄弟車ではありますが、こちらはアルファードとは異なりハイブリッドのほうがコンスタントに販売比率が高い傾向です。

 アルファードとは販売状況が異なる理由は、ガソリン車のハイブリッドの価格差が少ない(2WDモデルでわずか35万円)ことが考えられます。

 確かに、アルファードと違ってヴェルファイアだとその価格差ならハイブリッドを選ぼうという気になる人も多いのではないでしょうか。

 アルファードと比べて価格差が少ない理由は、ガソリン車のエンジンがアルファードとは異なるターボ付きユニットを搭載していて、そもそもの価格設定が高いからです。

 アルファードとヴェルファイアは新型になり、そういった部分でも差別化を図っているのが面白いところだといえるでしょう。

【画像】「えっ…!」カッコいい! これが最新の「アルファード」です! 画像を見る(30枚以上)

【2024年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

Writer: 工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに寄稿している。執筆で心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はマツダ CX-60/ホンダ S660。

1 2

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

6件のコメント

  1. 結局、価格差と言うよりも、再販ありきで購入している人が多いってお話ではないのでしょうか?

  2. ハイブリッドは高いから
    それだけ
    ハリアーもそう
    廉価版からPHEVまでの差額を考えたら形だけで優越感に浸れるから
    それだけ

  3. 元々こんな大きな車購入する人たちは、燃費気にしない人たちだからですよ

  4. 簡単な話です・・ガソリン車しか手が届かないけど見た目では見栄は張りたい。
    高いグレードか安いグレードかはパット見ではわからないから・・とにかくデカイ車で押しの効く車がいいからでしょう。
    そんな単細胞にはお似合いの車ですから。

  5. ハイブリッドでも非力過ぎる

  6. 安定感がありゆったりと運転もしやすいです✨

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー