「えっ、ネズミ捕り?」 関西の国道に“偽警察官&偽パトカー“現る!? 思わずスピード落とす「謎のスポット」とは

なぜ偽パトカーを設置? その理由とは

 宮田氏が篠山倉庫に「偽パトカー」を設置した背景には、交通事故を防止したいという想いがあるようです。

 ヨシミツが運営するショッピングモール「エムクラスガーデン三田」は、「国道176は長いストレートが続くので事故が多く、通学路でもあるため、少しでも地域に貢献できるようパトカーを配備した」とのこと。 

 そんな「偽パトカー」はクラウンを使って作られています。

 シュラインのアメ車パトカーはクライスラー・ニューヨーカーです。

 制作方法について、宮田氏は「ネットで画像を見ながら自分で作りました」と話します。
 
 さらに、「偽パトカー」の実際の反響について、宮田氏は次のように語ります。

「『交通安全やスピードの抑止力につながっている気がする』と喜びの声をいただきます。

 また、ご近所の人からは『この道が孫の通学路になっているのでスピードが落ちるのは安心する』と言っていました」

シュラインのアメ車パトカーはクライスラー・ニューヨーカー(画像提供:株式会社ヨシミツ)
シュラインのアメ車パトカーはクライスラー・ニューヨーカー(画像提供:株式会社ヨシミツ)

 あわせて、シュラインのアメ車パトカーの展示も事故防止につながっているようです。

 一方で、このように交通事故防止に役立てるため、パトカーの模造品を作って設置することは、全国でもよく行われています。

 しかし、このように「警察」をイメージさせるものを作って展示することに問題はないのでしょうか。

 たとえば、クルマでいえば、「県警」や「POLICE」といったロゴをペイントすることは法律上禁止されていますが、パトカーに似せた白黒カラーの装飾はできます。

 また、赤色ランプは緊急自動車のみに許されるため、「偽パトカー」が赤色ランプを装着して公道を走ることはできません。

 各都道府県の道路交通規則により、サイレンを備え付けることも禁止されています。

※ ※ ※

 検問を思わせるパトカーオブジェが設置される背景には、地元の人々の交通安全への願いがあるようです。

 オブジェに驚いてスピードを落とすよりも、余裕をもって運転する心がけが大切かもしれません。

【画像】「えっ…!」これが偽警察官&偽パトカー! 正体を画像で見る!(43枚)(30枚以上)

参加無料!Amazonギフト券贈呈 自動車DXサミット BYD登壇 最新事例を紹介(外部リンク)

画像ギャラリー

Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

1 2

実績500万人超!お得に車売却(外部リンク)

新車不足で人気沸騰!欲しい車を中古車で探す

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る

【2025年最新】自動車保険満足度ランキング

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー