トヨタ「アルファード」が欲しい! けど“現行”は高すぎ… 「先代アルファード」なら200万円程度で買える!? 狙い目の「お買い得中古車」とは
トヨタ「アルファード」の現行モデルは最安でも540万円ですが、先代でもモデルによっては比較的安い価格で装備が充実した中古車を買うことができます。どういったモデルが「買い」なのでしょうか。
「先代アルファード」 中古はこなれ感 200万円程度からも
トヨタのフラッグシップミニバンとして圧倒的な人気を誇る「アルファード」。現在は2023年6月に登場した4世代目モデルが現行型として販売されていますが、最安モデルでも540万円と、なかなか手を出しにくい高価格です。
しかし、先代の3代目モデルも未だに中古車市場で高い人気を誇っており、なかには装備などが充実し程度が良好でも、かなりお買い得に購入することができます。
では先代アルファードの中古車がどのくらいの価格で流通していて、どのくらいの予算で狙うことができるのでしょうか。
3代目アルファードは2015年1月に登場し、2018年1月にデザイン変更を含むビッグマイナーチェンジが実施され、その後は4代目が登場する2023年6月まで販売されました。
パワートレインは2.5リッター4気筒と3.5リッターV型6気筒のガソリンモデルと、2.5リッター4気筒エンジンにモーターを組み合わせるハイブリッドモデルが存在します。
組み合わされるトランスミッションは、2.5リッターガソリンがCVT、3.5リッターガソリンが6速AT、2.5リッターハイブリッドが電気式無段変速機と組み合わされます。
なおマイナーチェンジのタイミングで3.5リッターガソリンのトランスミッションは6速ATから8速ATへと多段化がなされました。
中古車としては、2024年5月中旬現在、3500台以上もの車両が中古車情報サイトには掲載されており、価格帯は168万円から2199万円と非常に幅広くラインナップ。
このうち、1000万円超の高額車両は最上級グレードの「スペーシャス ラウンジ」や、モデリスタブランドが手掛けた4人乗り最上級仕様「ロイヤルラウンジ」などの高年式・低走行車が中心。
これらの中にはレクサス「LM」仕様に仕立てられたものも複数存在しています。
一方、総額200万円前後で乗り出すことができる安価な車両は、マイナーチェンジ実施前(前期型)の2.5リッターガソリンモデルで、このうち「S」や「X」といったスタンダードグレードが中心となり、走行距離は10万km超、中には修復歴があるものも混じっています。
ただこうしたモデルでも、トヨタのディーラー系中古車店で保証付きで販売されているものも存在しているので、安価かつ安心して先代アルファードに乗りたいと考えている人は、そういった認定中古車系を狙うのもひとつの選択肢と言えそうです。
また、やはり「S」系のエアログレードの方が全体的に人気となっているため、見た目にこだわらないのであれば、Xや「G」系グレードなど、標準系のグレードの方が買い得感が高そうです。
一方、後期型にこだわるとなると、2.5リッターガソリンのエントリーグレード、XやSであっても最低250万円以上の予算が必要となり、ディーラー系中古車店の車両ともなると300万円前後の予算は見ておきたい金額となります。
これがハイブリッドモデルになると、やはり価格がグッと上昇し、前期型でも総額250万円から、後期型では総額300万円からが最安値となり、低走行のものや上級グレードのものを狙うとなると、当然ながら更なる予算アップが必要となるでしょう。
そして、現行型にはラインナップされていない大排気量エンジンの3.5リッターガソリンモデルについては、絶対数は少ないものの、前期型で200万円台後半から、後期型で350万円前後から狙うことができるようです。
手ごろな価格で狙おうとすると、比較的過走行の車両が中心となる先代アルファードではありますが、しっかり定期的なメンテナンスがなされていれば10万kmを超えた車両でも安心して乗ることができるのはさすがトヨタといったところ。
むしろ、走行距離よりも気にしたいのが歴代オーナーの使い方です。
例えば、小さな子どものいるファミリーカーとして使われてきた車両は内装の汚れやダメージが蓄積している可能性が高く、その反対に、社用車などで使用されていた車両は距離が進んでいても内装はキレイに使われているなど、走行距離だけでは判別できないポイントも少なくありません。
同じ状態の車両は2つとないと言われる中古車ですから、最終的には実車をしっかり確認して自分に合った1台を見つけたいところです。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。
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