なぜ「雨の”降り始め”」は滑りやすい!? 突然のスリップ防ぐ方法は? 「雨天ドライブ」で気をつけるべきこととは

雨が降るとクルマの事故が増えます。ゲリラ豪雨などでは慎重な運転となるいっぽう、雨の降り始めは「まだ大丈夫」と油断している人も。実はその「降り始め」こそ気をつけたいポイントなのです。

タイヤの溝、チェックしてますか!?

 また、突然の雨でも安全に運転ができるよう、日頃からタイヤの摩耗具合もチェックしておきたいところです。

 JAFによると、雨天時の制動距離は「タイヤの残り溝」に反比例して長くなる傾向があると説明しています。

タイヤの溝が減っていると、前方で突然「何か」が起きても対処できないことも!?[イメージ画像:AdobeStock]
タイヤの溝が減っていると、前方で突然「何か」が起きても対処できないことも!?[イメージ画像:AdobeStock]

 JAFは「新品タイヤ」と、溝の深さが4分の1しかなかった「すり減ったタイヤ」で比較テストを実施。

 乾いた路面ではほぼ同等だった制動距離が、濡れた路面ですり減ったタイヤは新品タイヤの約1.5倍も長くなる結果となっています。

 これは摩耗とともにタイヤの排水性能が低下していくことが原因です。

 晴れた日には問題ないと感じていたタイヤも、雨の日には突如として危険を感じるようになります。

 タイヤが摩耗しているクルマは、速やかに交換しましょう。

 もしやむを得ず雨の日に運転する際も、特に慎重になることが必要です。

※ ※ ※

 雨が降ってきたら、まずは速度を抑え、前走車との車間距離を長めにとるようにしましょう。

 そしていつも以上に歩行者や自転車の動きに注意し、常に不測の事態に備えるような運転を心がけるなど、普段よりもさらに気を引き締めて運転をすることが重要です。

【画像】「えっ…!」これが高速道路で「絶対やってはいけない」行為です!(30枚以上)

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Writer: くるまのニュースライター 河馬 兎

お金と法律に関する複数の資格をもつWEBライター。好きな言葉は「お風呂」と「ハイボール」

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