「タイヤ交換」を怠ると何が起きる?「摩耗したタイヤ」で走り続けたデメリットとは! 最適な「交換タイミング」も解説
クルマのタイヤは、走れば走るほどに消耗し劣化していきますが、もしもタイヤを交換せずそのまま乗り続けた場合、一体どうなるのでしょうか。主に夏タイヤの場合で紹介します。
劣化した「タイヤ」は安全性も低下?
クルマのタイヤは、走れば走るほどに消耗し、また時間の経過などによって劣化していきます。
そうして劣化したタイヤは走行性能が低下するため、定期的な交換が推奨されています。
では、もしもタイヤを交換せずにそのまま乗り続けた場合、どのような事態が発生するのでしょうか。夏タイヤの事例を中心に紹介します。
クルマのタイヤの摩耗は、おおよそ5000キロの走行で1mmすり減るといわれており、1万キロで2mm、3万キロ走るとなんと6mmも摩耗する計算になります。
そんな摩耗したタイヤで実際に走行すると、一体どうなるのでしょうか。
まずは「濡れた路面」で滑りやすくなります。
タイヤの表面には溝が作られており、これが排水機能を高めています。
しかし、摩耗して溝が無くなると排水機能が低下。タイヤと地面の間に水の膜が生じ、「ハイドロプレーニング現象」呼ばれるブレーキもハンドル操作も効かなくなる危険な状態に陥る可能性が高まります。
また、たとえ乾いた路面であっても摩耗が進めばタイヤが地面を捉える力が低下します。
同時にブレーキをかけた際の制動距離が伸びたり、乗り心地も悪化します。
くわえて走行性能が低下すると、それだけクルマを動かすのにも余分なパワーが必要になるため、ガソリンの消費量も増加。
つまり燃費も悪化してしまうのです。
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