出た~~!大型連休に大量出没「サンデードライバー」の困った行動とは 「周囲の怒り」食らわないために守るべき「運転時の当たり前」
大型連休になると「普段はクルマを運転しないけど、どこかにお出かけや買い物に行くことになった」という、運転不慣れなドライバーが現れます。このサンデードライバーが危険な運転を繰り返すと、周りのドライバーをイライラさせる原因になりかねません。周囲からの怒りを買わないためには、何に注意すればよいでしょうか。
サンデードライバーのこんな運転に注意
大型連休になると、「普段はクルマを運転しないけど、どこかにお出かけや買い物に行くことになった」という、運転不慣れなドライバーが現れます。
このような、いわゆる「サンデードライバー」が周囲に脅威を与える運転を繰り返すと、周りのドライバーをイライラさせる原因になりかねません。周囲からの怒りを買わないためには、何に注意すればよいでしょうか。

サンデードライバーの中には、運転時に「一番右の車線」、つまり追い越し車線を走り続けてしまう人がいます。高速道路の場合、単に「空いてそう」と見る心理や、一般道の場合、右折する際「直前で車線変更する自信がない」という心理もあります。
ただし、右側を走行し続けるのは「車両通行帯違反」となる恐れがあります。
車両通行帯違反の罰則は違反点数が1点、反則金は大型車の場合7000円、普通車や二輪車の場合は6000円です。
車両通行帯違反に明確な距離の基準はなく、状況に応じて危険かどうか判断されます。本来、右側の道路は右折や追い越しのために走行する車線です。
また、運転時の左右のふらつきは事故の原因になります。目的地までの道のりをマップやナビを見ながら走る「ながら走行」にも気をつけなければなりません。
車両感覚がつかめないサンデードライバーは、必要以上に車間を詰めすぎることも少なくありません。
警視庁が2022年の6月に発表した「高速道路を利用する皆様へ」によると、安全な車間距離は時速50kmで25m、時速60kmで28m、時速80kmで43mです。
先行車までの距離を時間に換算すると「2秒前後」で、これ以上離れていれば大きな事故につながりにくいと統計的に示されています。特に高速道路では、車間距離を十分に保つことが事故防止につながるため、運転に不慣れな人こそ先行車までの距離を多めにとりましょう。
一般道を走行中、「ナビに導かれるまま狭い道へ進入する」場合にも注意してください。運転に慣れていない人にとって、車両感覚がつかめずに「狭い道でのすれ違いが苦手」な人もいます。
対向車が来てもスムーズに通過したり道を譲ったりできないようであれば、ほかの車両の通行を妨げる要因になりかねません。
運転以外にもサンデードライバーの特徴はあります。普段クルマに乗らないと、自分のクルマの「メンテナンス」がおろそかになっている可能性があります。
メンテナンス不良の車両では、走行中に異常が起きて周囲に迷惑をかけてしまう恐れも。たとえば、バッテリー上がりによるエンジンストール(エンスト)や、空気圧が低下したタイヤで走り続けた結果のパンクなどです。
いずれもサンデードライバーの特徴は、ベテランドライバーと異なり「ルールが守れない」「運転が危ない」「メンテナンスを怠る」といった点です。


















