マツダ「ロータリースポーツカー」人気上昇! 軽量&ハイパワーな「RX-7」何がスゴい? 維持するためのコツとは?
いま「ネオクラシックカー(以下ネオクラ)」が人気となっており、中古車価格が高騰しています。なかでも改めて人気が上昇中なのがマツダ「RX-7」です。どのような魅力があるのでしょうか。
唯一無二のロータリースポーツ「RX-7」
昨今は「ネオクラシックカー」の人気が高まっていて、特に1990年代~2000年代あたりに登場したスポーツカーは軒並み高値で取引されています。
日産の「スカイラインGT-R」など当時のスポーツカーは、日本だけでなく海外でも欲しがる人が多いモデルのひとつですが、そんななか注目度が高まっているのがマツダ「RX-7(3代目/FD3S型)」です。どのような魅力があるのでしょうか。
RX-7は、初代が「サバンナRX-7(SA22C)」として1978年に登場。1985年には2代目(FC3S)へと進化し、3代目(FD3S)は1991年~2003年まで6度もアップデートしながら生産され続けました。
そんなRX-7最大の魅力は、もちろんマツダのアイデンティティとも言える「ロータリーエンジン」を搭載したスポーツカーであること。
ロータリーエンジンは、理論上は軽量かつコンパクトで高回転まで回せるものの、高い技術力を必要とする、開発が難しいエンジンで、対費用効果を考慮した他メーカーでは普及せず、結果的にマツダ独自の技術として発展。現在でも認知されています。
このエンジンの特性を活かすべく仕立てられたのは、低く構えた近未来的スタイリングのボディです。
当時のスポーツカーでは主流だった、大排気量の直列6気筒エンジンに匹敵するパワーを持ちながら、エンジン搭載位置をボディ中央に寄せたことなどもあって高いコーナリング性能を実現。扱いが難しい反面、速さと美しいスタイリングを誇るリアル・スポーツカーを実現しました。
そして、RX-7に対するマツダの心意気も素晴らしく、生産終了から20年以上経過した現在でも、補修用(載せ替え用)ロータリーエンジンをはじめ数多くのパーツが入手可能です。
これは「旧いクルマも大事に乗ってほしい」「自動車文化に貢献したい」とのマツダの企業理念から「CLASSIC MAZDA」という取り込みを実施し、旧車を維持するうえで問題になる交換パーツの復刻生産などを行い、積極的にサポートしています。
この活動もあり、日本国内でRX-7(3代目/FD3S型)は1万6000台も現役として登録されているとのこと。
20年以上前のスポーツカーにも関わらず、全部ではないとはいえ純正パーツが今でも入手できるのですから、人気が高くなるのも当然でしょう。
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