ホンダの「高級ミニバン」復活! 「めちゃ豪華すぎ」シート採用&収納力抜群!? 新型「オデッセイ」“実際の使い勝手”とは
新型「オデッセイ」がママさんドライバーにもオススメな理由とは
続いて運転席まわりを見てみましょう。インパネのデザインは大きくは変わっていませんが、従来より大きな11.4インチのディスプレイが選べるようになったほか、シフトレバーがプッシュ操作のエレクトリックギアセレクターに変わったのが特徴です。
おかげでニョキッとした突起物がなくなり、よりスッキリとした印象を受けます。
収納スペースは変わっていませんが、助手席前にあるインパネアッパーボックスはリッド付きながら大容量。ボックスティッシュもすっぽりと入ります。
その下のグローブボックスも大容量で、ゴチャゴチャしがちな小物も隠して収納できるようになっています。
そしてセンターコンソールの下部に、スマホなどが置きやすいトレイがあり、引き出すタイプのドリンクホルダーもあります。こちらも高さが低めなので、手に取る際には視線移動が大きくなってしまいますが、使わない時にはすっきりと格納できることで、運転席と助手席を移動できるサイドウォークスルーがしやすくて便利。
一部グレードには立派なセンターコンソールボックスが備わりますが、それがなければ2列目・3列目に移動できるセンターウォークスルーもしやすくなっています。
最近はウォークスルーができないミニバンもあるため、やはり雨の日などにいちいち車外に出なくても、室内で席の移動ができるのはラク。
チャイルドシートを装着していればさらに、子供と一緒にスライドドアから乗り込んで、子供を座らせたら自分はそのまま運転席に移動できるので、乗り降りの煩わしさが軽減されます。
さらに、2列目・3列目シートに子供を乗せている時に助かるのが、運転席から後ろの様子を確認できるミラーが天井に備わっていること。
鏡面がちょっと湾曲していて、小さいので3列目の子供の表情までハッキリと見えるかどうかは天候など明るさ次第、というところなのですが、少なくともちゃんと座っていることは確認できるので、それだけでも安心です。
このミラーはサングラスホルダーも兼ねていますが、フレームが大きめのサングラスを愛用しているからか、一度もここに収まったことがありません。
これは他メーカーのサングラスホルダーでも同様で、オデッセイだけが使いにくいのではありませんが、フレームが細いメガネやスポーツタイプのサングラスは収まることが多い印象です。
さて、最後に新型オデッセイのラゲッジを見てみましょう。
まず、開口部がほぼスクエアな形状で、低床設計で深さがたっぷりとあるのが目をひきます。
3列目使用時にはさすがに奥行きはほとんどありませんが、この深さのおかげで旅行バッグもすっぽり。日常の買い物程度には十分です。
もう少し荷物をたくさん積みたいときは、3列目シートが軽い力でパタパタと転回し、床下格納できるのがオデッセイの強み。片手での操作は難しいかもしれませんが、これでフロアがすっきりとフラットになり、2列目シートを最前端にスライドさせれば、家具なども運べるほどの大空間が生まれます。
試しに靴を脱いで筆者が乗り込んでみたところ、コンパクトな折りたたみテーブルを置いて、くつろぐ程度の広さはありました。
バックゲートは大きいので手動だと重いですが、1695mmの低全高なので高さはLクラスミニバンより手が届きやすく、閉めるのも最初に勢いをつければスムーズ。ただ、グレードによってはハンズフリーアクセスパワーテールゲートが装備されているので、手を使わず足の動作だけで開閉できて便利です。
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そんなわけで、豪華になった内外装に注目が集まりがちな新生オデッセイですが、室内の使いやすさもしっかり両立していることがわかりました。
子育て世代のファミリーにも、十分に使いやすく長く乗れるミニバンだと思います。
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