「知らないなら免許返納してほしい」声も! 道路にある「謎の斜線ゾーン」の意味とは? 身勝手なドライバーによるトラブルも
見分けのつかない規制標示も
今回のような停止禁止部分のほか、道路標示には見分けのつきにくいものがいくつか存在します。

例えば、黄色い楕円形の枠に白い斜線が入っている標示は「立入り禁止部分」という規制標示です。
この標示は、「物理的、構造的な措置ができず、特に危険が大きいと認められる場所」にあり、車両の立入りを禁止することで交通の安全と円滑を図る目的で設置されています。
一方で立入り禁止部分と同様の黄色と白の枠線が長方形に描かれている「安全地帯」と呼ばれる道路標示もあります。
安全地帯は、主に路面電車の停留場又は横断歩道が長い広幅員道路等の横断歩道の中間地点等で特に必要と認められる道路の部分に描かれています。
立入り禁止部分と安全地帯は、描かれている形が違うものの、用いられている2つの色が同様であり見分けがつきにくいため、注意が必要です。
また停止禁止部分の標示のように、白線でシマシマ模様が書かれている「導流帯(ゼブラゾーン)」も間違いやすい標示のひとつです。
主に交差点や交通量の多い道路など円滑な走行を誘導を必要とする場所に設置されています。
なお、あくまで交錯する交通の流れを分離することで安全かつ円滑に進路を誘導することが目的であるため、ゼブラゾーンは一般的に走行しないことが望ましいでしょう。
Writer: 青田 海
2023年4月よりライターとして活動を開始。初心者にもわかりやすく読みやすい構成を心がけ、自動車を中心に新車情報、カーライフにまつわる話題など幅広い記事を執筆している。芸能分野に詳しい。
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