新たなキックスが初公開された

　突如として2024年3月25日に発表された日産新型「キックス」。
　
　その見た目はそれまでのキックスから大きく変わり、昨今のセレナやノートなどが採用するフェイスデザインとなりました。
　
　今夏から北米市場で発売される新型キックスですが、日本のユーザーはこのデザインに対してどのように感じたのでしょうか。

　新型キックスは、ストリートで映える高級スニーカーのような洗練されたデザインを採用したと言います。

　具体的には、すっきりとしたボディ上部とワイドに張り出されたスクエアな形状のフェンダーの対比が特徴。

　さらにリアは、フルLEDのテールライトをフェンダーに沿って配置し、テールゲートが分割しているかのような特徴的なデザインを採用することで、後ろ姿だけでも新型キックスと分かる個性をもたせました。

　また、高級スニーカーという部分ではボディサイドで視覚的に目を引く、立体的な形状が高級スニーカーのソールからインスパイアされた部分だと言います。

　このように大きく変わったエクステリアに対してインテリアは、「モダンで繭に包まれるような感覚」をもたらすと日産は説明します。

　ダッシュボードにはメーターとナビにデュアルスクリーンを設定。

　直感的な操作が可能な12.3インチデジタルディスプレイに加えて、室内に最大4つのUSB Type-Cポートや、前方センターコンソールにワイヤレス充電器をグレード別で装備しています。

　なおキックスでは初めて全席にゼログラビティシートを採用。これにより快適な姿勢を保ち、ドライブにおける乗員の疲労軽減をサポート。

　また、運転席だけでなく助手席にもヘッドレストスピーカーを追加しています。

　その他、風切り音を低減する新世代薄型デザインの「電動パノラミック・サンルーフ」がオプションで用意されるようです。

　パッケージでは、詳細なボディサイズは明かされていないものの、市街地でも運転しやすいコンパクトなボディサイズを維持していると言います。

　安全支援機能では、全方位運転支援システム（セーフティシールド360）を全車標準装備。

　また、日本では従来型から採用されている「プロパイロット（北米名：ProPILOT Assist）」を北米向けキックスでは最上級グレードの「SR」に初採用しました。

　パワートレインは、日本での従来型はe-POWERを搭載するハイブリッド車ですが、北米向けでは最高出力141ps、最大トルク190Nmの2リッター直列4気筒エンジンを搭載し、最新のエクストロニック・トランスミッションを組み合わせました。

　また4WDシステムでは、日本での従来型にはe-POWER 4WDが採用されていますが、北米向けキックスでは初となる4WDシステムを搭載しています。

　このように従来の日本向けと北米向けでは異なる点が多々ありました。

　また今回の発表はあくまでも北米向けですが、日本でも発売されるモデルであることから、そのデザイン変更には注目が集まっています。

　今回くるまのニュースでは新型キックスに関するアンケートを実施。日本のユーザーからはどんな声があったのでしょうか。

　最初に「ズバリ…新型キックスカッコいい？」という質問に対しての回答は以下の通りとなりました。

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　超カッコいい：27.6％
　カッコいい：41.4％
　ふつう：13.8％
　あまりカッコよくない：3.4％
　カッコよくない：13.8％
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　この結果として、デザインに関しては約7割近いユーザーがカッコいいと答えていました。

　また「新型キックス…日本導入なら欲しいですか？」という質問では、「欲しい（69％）」「欲しくない（31％）」という結果に。

　日本のキックスに関してもデザインが変わることを希望する声は高いと言えそうです。

　そして「もし日本に導入されたら欲しいですか？その場合の検討価格は？」という質問では、以下の回答となりました。

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　200万円以下：13.8％
　300万円以下：51.7％
　400万円以下：27.6％
　500万円以下：6/9％
　600万円以下：0％
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　2024年4月現在、日本で販売されている従来キックスの価格（AUTECH除く）は「X（2WD）」の299万8600円から「X FOUR スタイルエディション（4WD）」の348万1500円です。

　そのため多くのユーザーは現状と同じ価格帯を望んでいるといえます。

　日本では前述の通り、ガソリン車はなくe-POWER車のみとなるラインナップ。

　一方でこれまでも北米向けの従来キックスに設定されていたガソリン車は日本にありませんでした。

　そうしたことからも、2リッターガソリン車が日本導入される可能性は低くいと言えます。

　仮に従来キックスが新しくなったとしても、e-POWER車のみで、デザイン変更やいくつかの機能が刷新されることになると思われます。