全長4.3m級の日産「新型小さな高級車」世界初公開! おしゃれすぎる「上質内装」に熱視線! “高級スニーカーSUV”「新型キックス」に大反響

日産は新型「キックス」を世界初公開しました。「高級スニーカー」からインスピレーションを得たモデルだと言い、内装も上質に仕立てられましたが、SNSなどではさまざまなコメントが投稿されています。

日産の「高級スニーカー車」に期待高まる

 日産の北米法人は2024年3月23日、新型コンパクトSUV「キックス(KICKS)」を世界初公開し、今夏より北米市場に投入すると発表しました。
 
 現行モデルよりも上質に仕立てられており、SNSなどでは内装についても多くのコメントが投稿され、注目されています。

新型「キックス」の内装がオシャレ!
新型「キックス」の内装がオシャレ!

 キックスは、北米や中南米、東南アジア地域で展開されるコンパクトSUVの世界戦略車です。現行型は2016年5月にブラジルで発表され、8月に発売。2016年後半からは本格的に他市場での展開を開始し、北米では2018年春に投入されました。

 日本でも同名の軽SUV(KIX)が販売されていましたが、こちらは三菱「パジェロミニ」のOEM車で別のモデルであり、コンパクトSUVとしてのキックスは2020年6月に発売されています。この日本仕様車では、ブラジルで先立って行われたマイナーチェンジモデルと同等です。

 今回、8年ぶりとなるフルモデルチェンジが実施され、2代目に進化しました。

 新型では、「ストリートで映える高級スニーカー(kicks)のような洗練されたデザイン」とする内外装へと一新。上質で力強いボディ造形に最新「デジタルVモーション」を採用するなど、先代よりも大幅なイメージチェンジを図りました。

 さらにパワートレインも刷新され、新たに最高出力141ps・最大トルク190Nmを発揮する2リッター直列4気筒エンジンを搭載。これにエクストロニックトランスミッションと、北米向けモデル初のインテリジェント4WDシステムを組み合わせています。

 走行性能では、ビークルダイナミクスコントロールや「SNOW」モード、セグメントトップの最低地上高8.4インチを確保するなど、悪路などでの走破性能が高められています。

 このほか、先進機能として運転支援「セーフティシールド360」を標準装備したほか、北米向けキックス初の「プロパイロット」を設定しました。

 ボディサイズは全長4366mm×全幅1801mm×全高1626-1631mm、ホイールベース2657-2664mmです。

 そしてインテリアも先代のキックスとは異なる上質な空間にまとめられ、モダンで繭(まゆ)に包まれる感覚を表現したと言います。

 レッドステッチやカーボン調加飾を施した水平基調のインパネを採用し、シートにはブラックとレッドのグラデーションパターンをあしらい、疲れにくい「ゼログラビティシート」構造を初採用。

 インパネ中央はAndroid AutoとApple CarPlayに対応した最大12.3インチの大型モニターのインフォテインメントシステムを搭載し、上級モデルにはBose Personal Plus 10スピーカーオーディオシステムを装備するなど、クラスを超えた室内空間を実現しました。

 またラゲッジルームの容量や開口部もクラストップの広さを誇り、ワンランク上のSUV並みの積載性を確保しました。

 SNSなどでは早速、キックスについて関心を寄せる人からの投稿が多くみられ、注目されています。

 特に「アリアみたいな内装」「内装は現行と変わらずシンプルで良い」「内装もいい感じです…」「最近の日産は内装デザインめちゃ良い」などと、内装の仕立てを評価するコメントが多くみられました。

 現行モデルでも、ステッチを施したソフトパットのインパネや、ベージュやオレンジタン、ブラウンといったシックなカラーのインテリアを用意していますが、「高級スニーカー」と称する内装への関心が高いようです。

 また、「日本導入はいつになるのやら…」「これは欲しい!」「日本に導入して!」「日本での発売…どうなるだろう」など、国内での販売を待ち望むコメントも見られました。

※ ※ ※

 価格については今夏の発売直前に発表されると見られますが、現在のところ日本への投入に関する予告などはされていません。

 日本では現行モデルが登場から4年ほどであり、新型を投入するには早いとの見方もありますが、コンパクトサイズながら高級感を追求したレクサス「LBX」が発売され、好調な売れ行きを維持するなど、小型の高級モデルのニーズが高まっています。

 そうしたなか、新型キックスの投入についても期待したいところです。

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