三菱「パジェロ」復活へ!? “噂”の三菱関係者に真相を直撃! 伝説の「本格SUV」はどう「蘇る」のか
「パジェロは復活する!?」タイ・バンコクモーターショー会場で三菱関係者を直撃!
まずバックボーンとして、次期型パジェロを作ろうとすれば、2つの方法がある。
アライアンスを組む日産との共同開発プラットフォームを使うか、タイで生産している新型トライトンを使うか、の二択だ。
このうち、前者は日産との調整に時間が掛かるし、日産「エクストレイル」/三菱「アウトランダーPHEV」のシャシだと、悪路性能的に物足りない。
時間的に急ぐとなれば、新型トライトンのフレームを使うしか選択肢は無いということになる。
バンコクショーの三菱ブースに行くと、新型パジェロのことを知っているだろう様々なポジションの人がいたので、質問と答えの概要を紹介しておく。
もちろん新型車の情報はトップシークレットだから、明確な答えなど無し。質問と答えの「行間を読んで」頂ければと思う。
また、答えている三菱関係者は前述の通り、複数だということもあらかじめ記しておく。
筆者(以下、国)「今回マイナーチェンジしたパジェロスポーツは、2代目パジェロの基本構造を引き継いだチャレンジャーの進化形といっていいでしょうか。
だとしたら、次期型は新型トライトンのシャシを使うことになるという理解でよろしいですか」
三菱関係者(以下、三菱)「現時点で次期型パジェロスポーツを出すかということは明確にしていません。
ただ、もし作るのであれば、新型トライトンのシャシを使うというのがセオリーだとは思います」
国「先日日本で新型トライトンの試乗会があった時、リーフバネのままでいいから上物だけ変えてパジェロにすればいいのに、と聞いたら『板バネでいいんですか』と逆に聞かれちゃいました」
三菱「そんな余計なことを言っちゃいましたか!
三菱社内にも『パジェロは絶対板バネじゃダメだ』という人が数多くいることは否定しません」
国「フレーム構造は、ホイールベースを短くすることが割と容易に出来ると認識しています。
だったら新型トライトンのフレームを短くして、現在パジェロスポーツで使っているリアサス(2代目パジェロと同じ)を組み合わせたらいいということになりますか」
三菱「やるかやらないかは全く別の問題として、仮定の話であれば可能ですね」
※ ※ ※
ここまで読んで、どう感じただろうか。
三菱の皆さんは終始にこやか。現在進行形でトヨタの次に元気を感じます。
おそらく次期型パジェロスポーツの開発と同時進行形で、パジェロもスタートしているような気がしてならない。
すでに新型トライトンという優秀なベースモデルもあるので、スピード感さえあれば、2025年末のアンベールで2026年発売も可能だと、希望を込めて予想する。
Writer: 国沢光宏
Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。
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