ホンダ新型「スーパーセダン」登場! 2026年に市販化!? 斬新すぎる超“低全高仕様”「サルーン」の狙いとは
シンプル過ぎるデザインには「理由」があった!
それでは、The Art of Resonanceの“レゾナンス”とは何を指すのでしょう。清水氏は、次のように説明します。
「レゾナンスは、共感とか共振という意味合いで使っています。それはホンダのMM思想(Man-Maximum、Mecha-Minimum:人のためのスペースは最大に、メカニズムのためのスペースは最小に)にも代表されるような二律相反する事象の両立、2つをいい感じに丸め込むのではなくて、お互いをきちんと伸ばした上でひとつのプロダクトとして実現させるという意味合いで使っています」
そうした思想を反映し、サルーンは細部のディテール処理などではなく、デザインを“面”で勝負したといいます。
「サルーンはモノフォルムで、サイドビューはとてもシンプルですが、クルマを輪切りにするとすごくスポーティなフォルムになります。しかも室内に乗っていただくと、想像できないくらい広いでしょう。
そういった驚きをいかにシンプルかつ独創的にまとめていくかを突き詰めました。ですから余計な線とかはなるべく廃しました」
ウェッジシェイプでかつ車高の低いクルマでありながら、キャラクターラインなどを出来るだけ廃すると、一般的にはのぺっとしたまとまりのないデザインになりがちですが、サルーンからは決してそんなことは感じられません。
それは、面の抑揚や光の反射度合いまで綿密に計算したからでしょう。
公開されたコンセプトモデルは黒なので、なかなか表現しにくい(伝わりづらい)ところはありますが、例えばシルバーのボディカラーでサルーンを見ることができれば、面の抑揚がはっきりわかり、かなり違った印象になると思います。
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前述の通り、サルーンはホンダの次世代セダンだといいます。
ハンドリングも、ホンダのこれまでの知見を活かし、人車一体の操る喜びを提供するそうですし、当然得意のADAS(先進運転支援機能)も充実するとのこと。
ぜひ斬新なガルウイングドアを採用し、新たな提案をしながらも、クルマとしての楽しさを実現してほしいものです。
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