ヤマハ最新「V8エンジン」搭載モデル登場! 5.5リッターの”最大・最強”仕様! 高級感デザインも超カッコイイ「F450A」とは
ジャパンインターナショナルボートショー2024が開催されました。ヤマハ発動機(以下ヤマハ)は同イベントで、ヤマハ最大馬力の最新の船外機「F450A」を実機展示しました。どのようなモデルなのでしょうか。
ヤマハ最大級エンジン搭載モデル「F450A」実機展示
ジャパンインターナショナルボートショー2024が、2024年3月21日(木) から3月24日(日)まで、パシフィコ横浜展示ホールと横浜ベイサイドマリーナで開催されました。ヤマハ発動機(以下ヤマハ)は同イベントで、ヤマハ最大馬力の最新の船外機「F450A」を実機展示しました。
F450Aは、2023年1月20日に発表、2023年春から北米市場で販売されている船外機。
最大出力約450馬力を発揮する5.5リッターV型8気筒エンジンを搭載。シリーズ最高のパワーとトルクを発揮するといいます。
組み合わされるプロペラには、プロペラキャビテーションの影響を解消するため、水をより長く保持できるように特別に設計されたブレードを持つプロペラを新規設定しています。
また、位相角制御コンポーネントを採用した3 相同時充電システムにより、低回転域での発電能力を大幅に向上。アイドル時においても、最大96アンペアを生成します。複数の多様な電子機器を安心して使用できる電力を供給します。
さらに、より簡単に船外機のチルト操作ができる「TotalTilt」機能を装備。操作開始時、操作中はアラート音を発し、周囲に注意を促します。
外観デザインは、前身となる「F425A」の個性的でダイナミックなフォルムを継承しながら、側面の立体的なクロムエンブレムを採用し、背面パネルのデザインをアップデート。プレミアムな船外機に相応しい、高級感と洗練されたデザインとなっています。
同モデルの開発背景について、ヤマハは以下のように説明しています。
「世界の船外機市場は、主要市場である北米を中心に依然として堅調に推移しています。特に北米市場では、ボートユーザーの大型志向に伴い、大型船外機の需要が高まっています。
近年では、スピード性能と燃料経済性、メンテナンス性に優れ、さらに船内スペースが広く確保でき、ボートデザインの自由度を高めることのできる船外機が、30フィートを超える大型ボートの推進器として採用されるケースが増加。
また、ユーザーは、ボートのサイズや使用目的に合わせ、これらの大型船外機を複数基搭載することで、ボートのパワーや加速性能を高めています。
F450Aはこうした北米の市場動向、ニーズに応えて開発したもので、従来の最大馬力モデルF425Aのパワーを上回るばかりでなく、ユーザビリティをさらに追求し、より完成度の高い洗練された大型船外機として発売するものです」
クルマやバイクユーザーにとってヤマハ発動機といえば、自動車用のエンジンやバイクのイメージが強いでしょう。
F450Aは、ヤマハが開発・製造するどのエンジンよりも巨大な“最大級”のエンジンを搭載するモデルではありますが、自動車やバイクのエンジンと共通の部分はあるのでしょうか。
この点について担当者は以下のようにコメントしています。
「船のエンジンと、自動車やバイク用のエンジンでは求められることが大きく異なり、同様の技術が使われているところは殆どありません。細かいところで少しだけ共通の備品がある程度です」
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ヤマハが展開する事業は、このような船外機以外にも、意外なところではプールなど多岐にわたります。自動車ジャンルでも数々のコンセプトカーを排出するも、自動車の販売自体は現在行っていない同社ですが、今後の展開に注目が集まります。
ふむ?ここ最近は船外機がライターのマイブームなンだな。
またかよ。見出しに「船外機」と書くべし。