東京~千葉に悲願の「新湾岸道路」実現なるか!? いよいよ「具体化プロセス」議論へ まずは外環道~市原で先行整備!?
東京~千葉をむすぶ新たな高速道路「新湾岸道路」の実現に向け、国土交通省の会議が2024年3月19日に行われます。いったいどんな道路で、開通したらどう便利になるのでしょうか。
実現へ最初のプロセスの準備!?
東京~千葉をむすぶ新たな高速道路「新湾岸道路」の実現に向け、国土交通省の会議が2024年3月19日に行われます。
いったいどんな道路で、開通したらどう便利になるのでしょうか。
「新湾岸道路」は、東関東道・京葉道路・国道16号・国道357号のさらに海側にバイパスルートとして整備される構想の高規格道路です。
国土交通省の「広域ビジョン」では「第二東京湾岸道路」として、蘇我~幕張~浦安~令和島~羽田あたりをぐるっとむすぶ構想になっています。
このなかで、先行して検討が進み始めたのが、館山道の市原IC・蘇我IC付近から、東関東道・首都高湾岸線・外環道の高谷JCTへ接続する「千葉区間」です。構想の歴史は古く、過去の都市計画により用地確保が完了していたり、一般道路として先行開通している部分も、わずかにあります。
地元から根強い要望が上がっていて、ついに2023年6月、国土交通省と千葉県・千葉市・市川市・船橋市・習志野市・市原市・浦安市・NEXCO東日本による「新湾岸道路検討会準備会」が設立されました。今回は、その2回目の会議です。
今回の会議では、「計画の具体化を図るための体制やプロセスのあり方」「今後の進め方」が話し合われる予定です。
具体的に一体何を決めるのでしょうか。実は前回の会議で、今後の進め方として「地域住民等からの意見聴取の方法などプロセスのあり方」を議論していくとしています。
これはつまり「計画段階評価」の準備ともとれます。計画段階評価では、沿線利用者アンケートなどや委員会を数段階経て、「概略ルート」を確定します。
概略ルートが決まれば、「都市計画決定」「環境アセスメント」の手続きに移ります。これが完了すれば、いよいよ事業化を待つのみとなります。
千葉県は今年1月にも、沿線自治体と連名で、国に「新湾岸道路の整備促進に関する要望について」という要望をおこなっています。
そこでは「東京都と千葉県を結ぶ湾岸地域では、都心方面と千葉県を行き交う人・モノの流れが集中し、広範囲にわたり慢性的な交通渋滞が発生している」とし、さらに国際拠点の千葉港への輸送力や、緊急時の輸送道路として、「新湾岸道路の計画の早期具体化が必要」と、強い期待をにじませていました。
9か月ぶりに開催される「検討会準備会」では、どこまで話が前進するのか。京葉間の道路のパンク状態に悩む利用者も多く、SNS上でも「明日にでも開通してほしい」「本当に動くの?期待していい?」「東京に行く高速道路今じゃ全然足りない」など、実現を切に願う声が見られます。
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