日産「ルークス」といえば、背の高さと広い室内空間を特徴とする売れ筋の軽スーパーハイトワゴンですが、そんなルークスには、ドアをガルウイング化し、内装を超豪華仕様に仕立てた「ROOX SUITE CONCEPT（ルークス スイート コンセプト）」が存在します。
　
　インパクトのある1台が日産の銀座ショールーム「NISSAN CROSSING（ニッサンクロッシング）」に展示されたことで、改めてユーザーからも反響が寄せられています。

　ルークス スイート コンセプトは、2023年1月に開催されたカスタムカーイベント「東京オートサロン2023」に出展されたコンセプトカーです。

　その狙いも興味深いもので「ひとり娘の結婚に際し、新婦の両親が結婚式の会場へ向かうクルマ」と、かなり具体的なターゲット層が想定されていました。

　エクステリアは、ボディがブラックとマットグレーの2トーンカラーで、各所にはゴールドのアクセントカラーが光り、質感の高さが感じられます。

　助手席側にはインパクトのあるガルウイングドアが備わり、室内は明るいアイボリー系で統一された空間が広がっています。

　ルークスの広々とした空間が活かされており、座席は運転席と後席2席のみと贅沢な仕様。

　後席には、オットマンが備わりリムジンのようにリラックスできる贅沢な1人掛けシートが装備されるほか、車載冷蔵庫やテーブルも配され移動が楽しめるなど、ラグジュアリーな空間に仕上げられています。

　さらに車両後方には電子ピアノを搭載したトレーラーをけん引。車載のポータブルバッテリーにより屋外で演奏できるような、極めて個性的で斬新な仕様となっています。

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　2024年2月には、日産が運営する銀座のショールームのニッサンクロッシング、ルークス スイート コンセプトの実車展示が行われていました。

　筆者（青田 海）が展示期間中の平日に訪れた際には、外国人観光客や家族連れが写真を撮っていたほか、多くの日本ユーザーもルークスのコンセプトカーを興味深く眺めるなどのにぎわいを見せていました。

　けん引されたトレーラーに備わった電子ピアノは期間限定で開放されており、今までにない斬新なストリートピアノのカタチに多くのユーザーが楽しむ様子も。

　SNSでも「陸の超小型プライベートジェットって感じ！」「とっても気になる」「極上空間だ」などさまざまな反響が集まっており、多くの注目を集めた1台であることがうかがえます。