日産の新型「スポーティSUV」発表! 搭載された「3つの初めて」がめちゃ凄い!? 「アリアNISMO」は従来モデルと何が違うのか
運転が楽しくなる「先進機能」も初搭載!?
そして3つめの“初”が、「プロパイロット2.0」の搭載です。
プロパイロット2.0とは先進の運転サポート機能で、高速道路においてシステムを起動すれば、ハンドルから手を放したまま走り続けることができます(いわゆる「ハンズオフ」)。通常アリアのように搭載が実現しました。
昨今は高速道路において車線の中央をトレースするようにハンドル操作をアシスト(手離し不可)してくれるものや、時速50km/h 未満など渋滞時に限ってハンドルから手を離したまま運転できる機能を備えたクルマが増えています。
「プロパイロット2.0」はそれらの上位機能で、制限速度内であればハンドルから手を離したまま走り続けられるから、高速道路移動時のドライバーの負担を大きく軽減するもの。もちろんアクセル操作も不要(前を走るクルマにあわせて速度を自動調整してくれる)です。
感覚的にはもはや自動運転です。自動運転との違いは、ドライバーが周囲の状況をしっかり見て必要とあれば運転操作を行う必要があることくらいでしょう。
そんな先進機能が、NISMOロードカーに初採用されたのは大きな出来事と言っていいでしょう。走りを磨いたNISMOアリアは通常のアリアよりもハンドリングが正確なので、プロパイロット2.0はさらにマッチングが良くなり修正舵が少なくなっています。
なかには、NISMOというモータースポーツ直系のブランドとEVモデルの親和性に、疑問を感じる人もいるかもしれません。しかし、日産がアリアNISMOで「運転が楽しいEVモデル」を提案していると考えれば、納得できると筆者は考えます。
また、単にスポーティ仕様というだけでなく、よりプレミアムなキャラクターも付与していると捉えれば、日産が誇る先進技術であるプロパイロット2.0が選べるのも当然といえるのではないでしょうか。
Writer: 工藤貴宏
1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに寄稿している。執筆で心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はマツダ CX-60/ホンダ S660。
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