「スバル町」「ダイハツ町」、トヨタは「市」!? 自動車メーカーと地名の深い関係

群馬県には「スバル町」、大阪府には「ダイハツ町」という住所が存在するなど、自動車メーカーの名が住所になっている例があります。トヨタに至っては、それが複数存在するようです。

群馬の「スバル町」、そこには…

 東武伊勢崎線、桐生線、小泉線が交わる群馬県太田市の太田駅。その北口から徒歩5分ほどのところに、「スバル町」という住所が存在します。

 付近にある住居表示街区案内図を見ると、「スバル町1」と区切られた区画のなかには富士重工業(現・スバル)群馬製作所の文字だけが書かれており、その敷地全体が「スバル町」となっているようです。太田市は長年、同社の企業城下町として知られてきましたが、なぜ町名にまでなったのでしょうか。その経緯をスバルに聞きました。

――「スバル町」という住所はいつ誕生したのでしょうか?

 2001(平成13)年10月1日に、従来の「東本町(ひがしほんちょう)」から「スバル町(すばるちょう)」に改称されました。なお、改称されたのは当社敷地のみで、周辺は従来通り東本町のままですので、スバル町の住民はゼロです。

――当時の富士重工業から太田市に働きかけたのでしょうか?

 いえ、当社からではなく、当時も市長であった清水聖義(まさよし)現市長が「スバルの名前を市のPRに活かしたい」「スバル(富士重工業)を応援したい」という考えのもとで町名変更を発案された、と聞いています。

※ ※ ※

 2017年4月、太田駅前にオープンした太田市美術館・図書館でも、スバルグッズが数多く販売されています。スバルは「地元からこのように考えて頂けることは大変ありがたいことであり、我々も中期経営ビジョンで掲げる『SUBARUブランドを磨く』取り組みを進めることで、地元のお役に立てれば幸い」といいます。

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