渋滞ひどい「横浜新道」いよいよ「3車線拡幅」工事スタート!? 東京方面の大混雑に念願の付加車線 東戸塚~第三京浜まるごと2km

横浜市内を走る国道1号バイパス「横浜新道」で、東京方面の渋滞対策が行われます。2月からいよいよ工事が着手されました。交通はいったいどう変わるのでしょうか。

2kmにわたって付加車線を新設

 国土交通省 横浜国道事務所は2024年3月4日、「神奈川県渋滞ボトルネック検討ワーキンググループ」として6回目の会議を行いました。
 
 そのなかで、横浜市内を走る国道1号バイパス「横浜新道」の渋滞対策についても触れています。どう変わっていくのでしょうか。

横浜新道の戸塚料金所(画像:写真AC)。
横浜新道の戸塚料金所(画像:写真AC)。

 横浜新道は、第三京浜から引き継ぐ形で保土ヶ谷ICから分岐し、戸塚までをむすぶ有料道路です。湘南方面と東京方面をむすぶ大動脈を形成し、2022年度時点で1日あたり交通量は12万台近くにのぼります。

 そのため朝夕を中心に混雑しますが、他に渋滞の原因となっているのが「サグ」と呼ばれる、道路の「緩やかなダウン・アップ」です。

 クルマがこのサグ部の緩やかな上り坂にさしかかると、ドライバーは「少しずつスピードが落ちていく」状況に気づきにくく、結果として後にどんどん交通が詰まっていき、渋滞を引き起こします。

 高速道路の著名な渋滞の大部分はこの「サグ」に起因しているとも言われ、設計上の大きな欠陥のひとつにもなっています。

 横浜新道では、このサグが戸塚料金所から第三京浜に至るまで、5か所も存在します。特に渋滞がひどくなるのは、川上ICから今井ICにかかる東京方面(上り線)です。

 この状況を打開するため、現在、上り線に「付加車線」つまり「3車線目」を新設する事業が進行中です。

 具体的には、川上ICの合流車線をそのまま延伸し、今井ICを越えて、第三京浜に接続する新保土ヶ谷ICまで、ほぼ横浜新道の全線(約2km)が対象です。

 3車線化には、現在の道路敷地を有効活用するため、特段の用地買収も発生しないといいます。路肩や路外部分のスペースから捻出し、「第3の車線」を確保します。

 さて気になる現在の進捗状況ですが、会議資料によると、2024年2月に工事範囲の「支障移転工事」がついに始まったといいます。つまり、今のガードレールや標識、その他構造物をいったん撤去したりして、拡幅部のスペースを空ける準備を行うといった作業です。

 NEXCO東日本が公開している入札公告によると、付加車線設置工事の工期は2025年11月下旬。工事契約は2023年9月にむすばれ、いよいよ工事が本格化していきます。

【画像】超便利!? これが横浜新道の「渋滞対策工事」の場所と工事内容です。地図で見る!

「えっ!カッコいい!」 マツダの「スゴいSUV」登場! どこが良いの?

画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー