ホンダ新型「CR-V」世界初公開! 1年半ぶりに日本で復活! 初の充電可能なFCEVとして24年夏に発売
「身近に使える燃料電池車」となった新型CR-V e:FCEV
新型CR-V e:FCEVは、「身近に使える燃料電池車」として開発されました。
およそ3分の水素充填時間によるストレスフリーな長距離ドライブと、日常走行でEVのような使い勝手を提供するプラグイン充電機能にSUVの走破性・機能性を合わせ持つことが特徴です。
外観は、歴代CR-Vが持つスポーティかつ機能的なスタイリングに、「クリーン」「タフ」「アイコニック」をキーワードとしたFCEVらしい知的な佇まいと力強さを表現。
フードやフロントフェンダー、フロントバンパー、フロントグリル、リアバンパーを専用デザインとしたほか、ヘッドライトは薄型でワイド感を強調しています。
リアコンビネーションランプはCR-V伝統の縦型とすることでキャラクターを確立しながら、アウターレンズをクリア化することによってFCEVらしいクリーンさを印象付けました。
内装はCR-Vの持つ上質さとタフネスさはそのままに、環境に配慮した素材としてシートにバイオ合皮を採用するなど、人と環境に寄り添うFCEVのスタイルを提案しています。
ボディカラーは、軽やかでクリーンな「プラチナムホワイトパール」と力強く頼もしい「メテオロイドグレーメタリック」の2色を設定。インテリアカラーはモダンな「ブラック」としました。
室内は、ベースとなったCR-Vと同様に、ゆったりとした居住空間を確保しました。
荷室は、水素タンクの張り出しを逆に利用し、使い勝手向上に寄与するアイデアを採用。フレキシブルボードを使うことで、フラットで広いラゲッジスペースと、荷物の整理がしやすい2段式の荷室を実現しています。
GMと共同開発した燃料電池システムは、クラリティフューエルセルに搭載していたものと比較し、白金(プラチナ)使用量の削減やセル数の削減、量産効果などでコストを3分の1にするとともに、耐久性を2倍に向上させ、さらに耐低温性も大幅に向上しました。
また燃料電池システムを中心としたパワーユニットを一体化することで小型軽量化を実現。ベースのCR-Vのエンジンマウントをそのまま活用することでコスト低減に寄与するとともに、衝突安全性も高めています。
さらに、クラリティフューエルセルと比較して振動や騒音が大幅に低下。走りの上質感を大きく向上させることが可能になったといいます。
加えて、FCEVが持つ長い航続距離と水素の充填時間の短さといった特徴はそのままに、家庭や外出先で充電できるプラグイン機能を加えることで利便性をさらに向上。
一充填当たりの走行距離は600km以上を可能としつつ、EV走行可能距離は60km以上となる見込みです。
なお、AC充給電コネクターは日本と米国における普通充電の規格である「SAE J1772」を採用。家庭のACコンセントに接続して車両の充電を行うことができます。
また、普通充電ポートに、新たに開発したAC車外給電用コネクター「ホンダパワーサプライコネクタ」を接続することで、最大1500WのAC給電が可能な外部給電機能も装備。
これにより、停電時やアウトドアなどのレジャーでの電源として活用でき、利便性・安心を提供します。
さらに日本仕様には荷室内にCHAdeMO方式のDC給電コネクターを設置。「Power
Exporter e:6000」、「Power Exporter 9000」などの可搬型外部給電機を接続することで、非常時や屋外イベントなどへ高出力の電力供給が可能なDC外部給電機能も装備しています。
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