千葉の「銚子連絡道路」3月延伸! 国道126号と並走する“無料バイパス”の整備効果は?

千葉県で建設が進む銚子連絡道路が、2024年3月に延伸します。

匝瑳まで延伸

 千葉県は2024年2月9日、県内で建設を進めている銚子連絡道路が、3月31日15時に匝瑳(そうさ)市まで延伸すると発表しました。

開通区間に並行する国道126号(現道)の飯倉交差点周辺の渋滞状況。2021年10月8日撮影(画像:千葉県)
開通区間に並行する国道126号(現道)の飯倉交差点周辺の渋滞状況。2021年10月8日撮影(画像:千葉県)

 銚子連絡道路は山武市の圏央道・松尾横芝ICを起点とし、横芝光町・匝瑳市・旭市を経て銚子市に至る計画の地域高規格道路(国道126号バイパス)です。2006年3月に最初の区間として、松尾横芝ICから横芝光ICまでの6kmが有料道路で開通しています。

 今回開通するのは、延伸区間にあたる横芝光ICから匝瑳ICまでの5.0kmです。事業費は約141億円です。

 道路は国道126号(現道)やJR総武本線を挟んで南に並行して、幅員9.5m、2車線、設計速度60km/hで整備されます。通行無料の国道126号バイパスとして開通し、終点の匝瑳ICは、県道48号八日市場野栄線に接続します。

 県によると、銚子連絡道路の延伸により、並行する国道126号(現道)の渋滞緩和や救急搬送時間の短縮、物流効率化などが期待できるといいます。

 なお、匝瑳ICから銚子方面については、道の駅「季楽里あさひ」付近(旭市)までの13kmが2022年度に新規事業化されています。

 さらにその先については、1993年に開通している国道126号飯岡バイパス(延長約6km、旭市)の活用や、現道の拡幅などの計画が進行中です。

【地図】さらに東へ!「銚子連絡道路」を地図で見る(6枚)

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