スズキ新型「ジムニー5ドア」24年夏発売! 400万円前後で登場!? 実車展示の反響多し! すでに受注も?
日本で「ジムニー5ドア」の正式販売に関するアナウンスは未だにありませんが、2024年夏頃には日本でも5ドアが手に入るかもしれません。
え! スズキ公式より先に「ジムニー5ドア」が日本で発売? なぜ? 価格は?
スズキのインド法人(マルチ・スズキ)が2023年1月に同市場で世界初公開した「ジムニー5ドア」。その後、各国でも販売が開始されています。
一方で日本で正式な販売に関するアナウンスは未だにありませんが、2024年夏頃には日本でも5ドアが手に入るかもしれません。
先だって開催された東京オートサロン2024の会場で、衝撃的な日本デビューを飾ったスズキ「ジムニー5ドア(海外仕様)」。
愛知県にあるアクセルオートコーポレーションが並行輸入した車両ですが、日本初披露ということもあって、来場者だけでなくネットニュースなどを見たユーザーの間でも話題となっています。
ジムニー5ドア(豪州ではジムニーXL)は、2024年にインドで発売されたのをきっかけに、12月にはオーストラリアでも販売開始。
日本のユーザーも、その発売をまだかまだかと首を長くしている大ヒット必至のモデルです。
ニュースを見たネットユーザーの間には「並行輸入車でもいいから欲しい」「高くてもすぐに買いたい」というコメントも多く見られます。
その反響の大きさに、同社社長の酒井利一さんも驚きを隠しません。
「オートサロンでの注目度はとにかく凄かったのですが、“購入したいので契約をしたい”というお客様がすでに多くおられます」(酒井さん)
このジムニー5ドアの輸入先はワケあって明かせないということですが、販売する予定の車両は現地での最上級グレードでAT車。
筆者も実車をじっくり見せてもらいましたが、大型液晶モニターが装備されていることから、現在日本で販売されているジムニーシエラのJCよりも装備的には若干上という感じでしょうか。
先進安全装備「スズキセーフティサポート」は装備されていませんが、同社では日本仕様車の安全装備をインストールする取り組みにすでに行っているとのこと。
2024年7月からの衝突被害軽減ブレーキ(通称自動ブレーキ)の義務化後も、「安心乗ってもらえるようにする予定」ということでした。
ちなみに、並行輸入車は排出ガス試験の他、道路運送法が定めている保安基準を定めているかの試験も必要になります。
特に、このジムニー5ドアの場合は技術基準適合証明書がないため、制動試験や衝突安全性試験なども受けなければならないということで、現在はその準備をしているようです。
2024年夏頃までにはすべての条件をクリアにして、ユーザーへの販売を開始する予定とのことです。
気になる価格は400万円ほど。ジムニーシエラ(3ドア)の価格(186万3400円から208万4500円)を考えれば若干高めとも思えます。
しかし、いち早くジムニー5ドアに乗れることや、日本での正規販売が開始されまでの注目度が非常に高いこと、そして各種試験のコストを考えれば、必ずしも高くはないかもしれません。
日本への正規の導入は早ければ2024年末という話も聞こえてくるジムニー5ドア。
トヨタ「ランドクルーザー」シリーズも含めて、日本での絶対的なオフロード4WD車不足の中で、並行輸入車という選択肢は今後注目を集めるかもしれません。
Writer: 山崎友貴
自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に転向。登山やクライミングなどアウトドアが専らの趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて現在も連載中。昨今は車中泊にもハマっており、SUVとアウトドアの楽しさを広く伝えている。
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