新型「“3人乗り”クーペ」初公開! 270馬力超えの「超軽量マシン」! 後輪駆動採用でめちゃ楽しそうな「V」実車展示

ケータハム日本法人は2024年1月12日、「東京オートサロン2024」で新型「プロジェクトV」を日本初公開しました。どのようなクルマなのでしょうか。

ケータハム新型「コンセプトV」日本初公開

 ケータハムは東京オートサロン2024で、新型「コンセプトV」を日本初公開しました。同モデルのデザイナーに、話を聞きました。

日本では初公開となった「プロジェクトV」
日本では初公開となった「プロジェクトV」

 ケータハムは2021年以来、日本の自動車ディーラーグループのひとつであるVTホールディングスが所有しています。

 そのケータハムは、ロータスが1960年代から70年代まで製造していたセブンの製造販売権などを譲り受け、スーパーセブンを製造販売し今に至ります。

 2023年に創立50周年を迎えたケータハムは、2023年7月のグッドウッドフェスティバルオブスピードでEVクーペのコンセプトカーを世界初公開しました。それが新型コンセプトVだったのです。

 コンセプトVは、2025年後半から2026年前半に投入予定の軽量のEVクーペで、リヤアクスルに搭載された200kW(272PS)のシングルモーターを動力源とするパワートレインを採用。

 先進的な熱マネジメントを備えた55kWhのUSOCリチウムイオンバッテリーパックを搭載し、150kWの急速充電器を使うと15分間で20〜80%の充電が可能といいます。

 新型プロジェクトVの0-62m/h(100km/h)加速は4.5秒未満、推定最高速度は143m/h(230km/h)、WLTP航続距離は249マイル(400km)となる予定です。

 また、新型プロジェクトVのデザイン哲学はスーパーセブンと同様に軽量でシンプルであることが謳われ、革新的なカーボンファイバーとアルミニウムの複合シャシーを採用することで、車両重量1190kg(2+1シートレイアウト仕様)を目標としています。

EVをデザインしたのではなくスポーツカーをデザインした

 このデザインを主導したのは、ケータハムのチーフデザイナー、アンソニー・ジャナレリ氏です。

 彼は大学を卒業した後ジュエリーデザイナーを経て、自分の欲しいクルマを作りたいとドバイで起業。1960年代のデザインの雰囲気を醸し出すデザインを持ったクルマを製造した経験を持つ人物です。

 そもそもプロジェクトVは、VTホールディングスの社長である高橋和夫氏が温めていて構想からスタートしました。

 氏は、昔からロータスエランのようなデザインテイストを持つ2+2クーペを作りたかったそうです。一方でこれからヨーロッパやイギリスではZEVになっていくことを踏まえ、このタイミングだからこそEVクーペを作ろうと決意したようです。

 そうしてこのプロジェクトVが生まれたのです。

 そのデザインからはEVというイメージは感じられません。ジャナレリさんによると、「EVをデザインしたのではなく、スポーツカーをデザインしたのです。たまたまそれがEVだったと。EVになるとパッションやエモーションがなくなってしまうと思われがちですが、私は自動車が大好きですから、“ペトロールヘッド(クルマに熱中している人の意)”でもEVに乗りたくなるクルマを作りたくてプロジェクトVをデザインしました」と説明します。

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5件のコメント

  1. 高橋さん、EVじゃなくてエリーゼを復活させてください。

  2. チャイルドシートは設置できるのだろうか?

  3. 何時も色々な車を紹介いただいていますが、部分的なアップ写真が多く、全体が分かりにくいと思います。
    全体のデザインを含めた部分写真を希望します。 よろしくお願いします。

  4. 凄くカッコイイが3人乗りにする理由が?です。

  5. 真ん中を運転席にして、左右のシートを後ろにオフセットしたら、伝説のマクラーレンF1を思わせるライトウエイトスポーツに成るのに!
    少量生産ならではの、エンジンmodelも是非用意して欲しい!

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