トヨタ「すごいバン」実車公開! 既存車とは違う「斬新仕様」登場!? 驚愕の「ハイエース&アルファード」展示

HVハイエースの誕生経緯は? さらにアルファードEV +とは

 そんなハイエースのキットですが、どのような経緯で制作されたのでしょうか。

 HKSの担当者は、次のように話します。

「もともとのエンジンを残して、後方を電動化したものです。

 EV(電気自動車)というよりはハイブリッド化しています。

 発電用としてガソリンエンジンを残して、コンバーターをつけ、さらにそれとは別に駆動用のモーターをつけて電動化しています。

 考え方としては、日産のe-POWERに近く、バッテリーも大きめのものを搭載。

 エンジン停止時のエアコンを動かすなど電源車として使用することもできます。

 HV化のシステムはすべて床下に配置されているため、荷室のボリュームを純正の広さでキープできているところもポイントです。

 バッテリー事業で培った、いままでのノウハウをすべて詰め込んだ1台といえます」

 また、今後の展開予定等について、同担当者は「この車両はまだ研究の初期段階なので、まずは実際に走らせるところまで行くことを目標としています」と語っています。

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東京オートサロン2024のAUTOBACSブースに展示された「TOM'S EV+」
東京オートサロン2024のAUTOBACSブースに展示された「TOM'S EV+」

 なお同じ東京オートサロン2024の会場では、オートバックスのEV部門とTOM’Sが共同で製作したトヨタ「アルファード」の「EV+」というモデルも展示されました。

 これもまだ提案段階だとは言いますが、既存ハイブリッド車にバッテリーを追加。

 さらに走行制御を変更することで、EV走行距離やEVモードでの機能を飛躍的に向上させるといいます。

 バッテリーを後方に追加するだけなので、基本的な使い勝手はそのままに「燃料消費量の抑制」などの狙いがあると言います。

 なおこのシステムは「TOM’S EV+」となっており、2025年の商品化を目指しているようです。

トヨタ「アルファード」の荷室下には追加されたバッテリーが搭載されていた
トヨタ「アルファード」の荷室下には追加されたバッテリーが搭載されていた

 東京オートサロンといえば、見た目が派手なカスタムカーが注目されます。

 しかし2024年はオートバックスをはじめ、BYDやヒョンデなど電動化による「クルマの魅力」も提案されていました。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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