ホンダの斬新「うすうす高級セダン」! 超ロー&豪華な「キワミ」は“実現”へ!? 初公開の「新型サルーン」との共通性とは
CES024に登場したHONDA 0シリーズの新型「SALOON」は、低い全高で話題を呼びました。しかし2003年、ホンダはさらに低いプレミアムサルーン「KIWAMI」を発表していました。「SALOON」と「KIWAMI」の共通点を探ります。
ホンダゼロシリーズ「サルーン」にはベースとなるコンセプトカーがあった!?
販売されるクルマのほとんどがミニバンやSUVなど、全高が高いクルマばかりとなった昨今ですが、2024年1月9日〜12日に米ラスベガスで開催された世界最大級のテクノロジー展示会「CES2024」に、ホンダは驚異的に背の低いBEVコンセプトカー新型「SALOON(サルーン)」を出品して話題を呼びました。
新型サルーンは、往年のスーパーカーのような低いノーズと、ボディ後半まで伸びた水平のルーフによる独特のフォルムが特徴です。
全高の数値は発表されていませんが、背が高いクルマが多い現代では、明らかにトレンドに逆行しています。
それでいて、車体を箱型断面に近づけることで、外観からは想像できないほどの室内空間を得ているとしています。
ところが実は、ホンダがこのような「極めて背が低いサルーン」を発表するのは、今回が初めてではありません。
2003年の第37回東京モーターショーでホンダが発表した燃料電池車のコンセプトカー「KIWAMI(キワミ・極)」も、「サルーン」のようなくさび形で、著しく全高が低いスタイルを持っていました。
限りなく低いボンネットとフロントウィンドウの傾斜は連続しており、ルーフは車体後部までほぼ水平に伸びていました。
また、サイドウィンドウを立てることで、低い車体に広々とした室内を与えていました。
ホンダ独自の「M・M思想(マン・マキシマム/メカ・ミニマム思想)」により、室内長も十分以上に確保されていました。これらのデザインや設計も「サルーン」と共通していると言ってもよいでしょう。
KIWAMIの全高は、なんとわずか1250mmしかありませんでした。この数値は、ホンダ「CR-X」(2代目)の1270mm、トヨタ「MR-2」(2代目)の1235mmに近いものでした。
しかしKIWAMIは全長4500mm・全幅1820mmという寸法のプレミアムセダンです。同時期の同社のセダン「アコード」や「レジェンド」の全高がおおむね1420mm程度だったことを考えると、その低さは圧倒的でした。
先進的な外観に対し、車内の意匠には日本の美意識や価値観のひとつである「ミニマリズム」を反映。手入れされた庭や陰影が美しい障子のような、「和」の価値観を基本にデザインされたといいます。
これほどまでに低い車高を実現できたのは、従来の燃料電池車と異なり、ウルトラキャパシタ、スタック、水素ストレージなどのシステムを車体中央に集中配置したため。
その結果、運転席と助手席、左右リアシートの間には大きなセンタートンネルができましたが、ホンダではこれを逆手に取り、各シートの独立間を強調。航空機のファーストクラスのような雰囲気に仕立て上げていました。
駆動方式は4輪強調制御の4WDで、安定したハンドリングをもたらすと説明されていました。
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ホンダは、2026年から「HONDA 0」ブランドのEVを北米市場から順次投入するとしています。その際、ここまで思い切ったデザインの「サルーン」がそのままの姿で市販されるかは不明ですが、もしこれに近いモデルだったならば、2003年デビューのKIWAMIで見せたコンセプトが20数年の時を越えて実現することになります。KIWAMIの先進性に改めて驚かされます。
Writer: 遠藤イヅル
1971年生まれ。自動車・鉄道系イラストレーター・ライター。雑誌、WEB媒体でイラストや記事の連載を多く持ち、コピックマーカーで描くアナログイラスト、実用車や商用車・中古車、知られざるクルマの記事を得意とする。
まさに70年代の「未来カー」
これほど陳腐なデザインも思いつかない。
もうデザインはAIに任したほうがいい。
「販売されるクルマのほとんどがミニバンやSUVなど、全高が高いクルマばかりとなった昨今ですが」
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どうでもいいし関係ないこと書くなよ。
あー、ダサいを極めた極みなんだなー。
車のデザインか、居住性かを両方取ろうとするから全てが中途半端!
コンセプトも薄くしての利便性を伝えるべきでただ薄いならもっと薄くできる。
ヨロシクノキワミ、アーwwwwwwww