「雪道」どう歩く? 「アイスバーン」は何に気をつける? 慣れない人が知っておくべき「歩き方&運転」のコツとは
雪に慣れていない地域でも例年1月、2月は積雪することがあります。そうすると多発するのが歩行時の転倒やクルマのスリップです。慣れない雪道やアイスバーンではどのように「歩き」「運転する」ことが大切なのでしょうか。
実は「同じ」じゃない!? 雪道・アイスバーンの特徴
例年1月、2月は雪に慣れていない都心部でも降雪し、多少なりとも積もります。
その度に「交通網が麻痺する」といったことがニュースなどでも流れますが、雪に慣れていない地域ではどのようなことに気をつけておけば良いのでしょうか。
東京周辺では2024年1月13日に雪が降ったことでSNSなどでも話題となりました。
普段、雪があまり降らない地域では降雪時の運転や、積雪時の路面状況に慣れていない人もいます。
人、自転車、クルマともに積雪や路面凍結ではとにかく「滑る可能性」があることを肝に銘じておくことが大切です。
同じ雪道でも、雪が降った「スノー路面」から始まり、道路の雪がクルマなどで押し固められた「圧雪路面」、さらに凍った場合は「アイス路面(凍結路面/凍結氷盤/アイスバーン)」、それが解ければ「シャーベット路面」と路面状況は変化します。
なかでも1番気をつけたいのが凍った路面となるアイスバーンです。
ドイツ語で「スケートリンク」のことを指すアイスバーンは、路面上にある水分が気温が氷点下になることで出来ます。
さらにアイスバーンにもいくつか種類が存在。降雪地域の交通量の多い交差点では「ミラーバーン」と呼ばれており、これは凍った路面が多くのクルマが通行することで溶ける、また凍る、クルマが溶かし押し固めるなどを繰り返すことで鏡面圧雪されミラーバーンが形成されてるという仕組みです。
またSNSなどでも度々話題となるのが「ブラックアイスバーン」と呼ばれるもの。ブラックアイスバーンは、雨で濡れているウエット路面のように見えるため、歩行時や運転時に油断しがちですが、実際は凍結している路面ということで、事故が多発しています。
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なおアイスバーンは、道路に積もった雪が1度溶けた後に再び凍結することで発生することから、降雪した後に日中の気温が上がった日の夜などに発生しやすいとされています。
アイスバーンについては、JAFの広報担当者は以前に「アイスバーンが発生しやすい箇所の特徴として、風が吹きさらしで凍結しやすい陸橋やトンネルの出入り口、道路の日陰などが該当いたします」と説明しています。
アイスばん歩行は泥棒歩行で・・失礼!忍び足より、すり足歩行で