「あっ…危ない!」 電動キックボード利用増加で「車のドライバー」はどう気をつける? 知っておきたいルールと特性とは

「自転車感覚」が抜けていない危険運転も…?

 また、電動キックボードの車両本体の特徴も、事故予防のために覚えておきたいポイントがあります。

 電動キックボードはコンパクトな車両が特徴ですが、タイヤが細く小さいため、わずかな段差でも乗り越えられず倒れかけたり、道路脇の側溝などの隙間にはまってしまったりする危険があります。

 特に、路面電車などが走っている地域では、道路上に線路が敷いてあることでタイヤがはまってしまい、よろけたり、転倒する可能性も高いといえます。

 また、原付バイクなどと比較しても重心が高いことから、バランスを崩してふらつきやすい点も特徴です。

 こうしたことから、電動キックボードの近くを走行するクルマのドライバーは、急にふらついたり転倒したりする可能性があることを認識して、適正な車間を取って走行することが大切です。

逆走する電動キックボード(画像はイメージ)
逆走する電動キックボード(画像はイメージ)

 さらに、電動キックボードは免許不要で運転できることから、道路交通法など基本的な交通ルールをよく理解しないまま利用するユーザーが含まれることが想定されます。

 自転車と同じ感覚で使用するユーザーの中には、一時不停止や車道の逆走、信号無視など、法的リテラシーが低く、交通違反をする車両がいるかもしれません。

 ほかにも、電動キックボードの中には歩道を走行できる車両もありますが、歩道が狭くなったり混雑してきたりした時に、急に車道に飛び出してくる可能性もあります。

 クルマのドライバーは、電動キックボードとの事故を防ぐためにも、電動キックボードを見かけたら「もしかしたら飛び出してくるかもしれない」「転倒するかもしれない」などと予測して、安全な距離を保ちながら運転することが大切です。

※ ※ ※

 電動キックボードは、法改正により16歳以上であれば免許やヘルメットなしでも乗ることができるようになったことから、ユーザーが正しい交通ルールを理解しないまま利用している可能性もあります。

 クルマのドライバーは電動キックボードのルールや特性を理解した上で、走行中に電動キックボードを見かけたら、その動きを予測してしっかりと距離を取るなど、事故を起こさないようにしっかりと注意を払って運転しましょう。

【画像】「えっ…!」これが「うっかり違反行為」です!(25枚)

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2件のコメント

  1. 過失割合0:100にすればよい

  2. 都市部などでシェア利用されている「特定小型原動機付自転車」に関しては、以下は適用外です。
    ・自転車を除く一方通行路
    ・自転車を除く進入禁止
    ・軽車両を除く一方通行路
    記事には『クルマや原付などと同じように、一時停止や進入禁止、一方通行などの交通ルールを守らなければならず、クルマと同じ車両用の信号に従わなければなりません。』と言う記述がありますが、対象の車両区分を明記しないと不正確な情報です。

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