クルマの「ホイール」に“寿命”ってあるの? 最初から履いてる「純正ホイール」いつまで使える? 交換すべき「タイミング」とは

ホイールに刻まれた「刻印」には意味がある!

 クルマのホイールには「技術基準」が定められており、この基準を満たしていないホイールを装着していると車検に適合しません。

見た目に問題がなさそうでも、極端に古いホイールは使用しない方が無難
見た目に問題がなさそうでも、極端に古いホイールは使用しない方が無難

 乗用車ホイールに関する技術基準は「JWL基準」と呼ばれるもので、国土交通省が1983年に定めました。

 スチールホイールを除く、純正装着とアフターマーケットの軽金属製ホイール(アルミやマグネシウムなど)が対象となり、基準を満たしているホイールには「JWL」のマークが刻印されます。

 また、JWLに適合しているかどうかを「自動車用軽合金製 ホイール試験協議会」という第三者機関が検査していて、この検査に合格すれば「VIA」という品質認定を受けることが可能。

 そのため、JWLとVIAの両方で認定されたホイールには、2つのマークが刻印されることになります。

 純正ホイールやアフターマーケットで販売されているホイールはJWL、またはJWLとVIAの認定を受けたものがほとんどですが、安価な海外製品のホイールでは、まれに認定を受けていない場合があります。

 特に、格安で流通している有名ホイールブランドのコピー品はこうした認証を受けていない粗悪なものも多く、過去には強度不足によってホイールが折損し事故に繋がったケースもあります。

 先述のようにJWLに適合していないホイールでは車検を受けることができないだけでなく、走行に危険が生じる可能性が高いので、購入の際は注意しましょう。

※ ※ ※

 このように、クルマのホイールは明確な交換目安や寿命が存在せず、基本的には交換せずに5年、10年と使い続けられます。

 ただし、大きな損傷はもちろん、ちょっとしたキズやへこみがトラブルにつながる可能性があります。

 万が一ホイールにトラブルが起こった場合は、ディーラーなどで問題がないか確認してもらうことが大切です。

【画像】「これはアウトー!!」 これが交換すべき「危険なホイール」です(41枚)

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1件のコメント

  1. 破損してない限りは、特殊な用途、長期間乗るようなユーザーは個別に自己管理出来て当然として、一般の下駄足として使われてる程度の車はディーラーや整備工場での法定点検の時期に見てもらえば充分。
    純正ホイールは高くて重いが、下手な安物よりハブの噛み込み形状が違うので丈夫でブレが出難い。
    加工精度とコスパで買い替えるならエンケイ一択ですね。

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