軽自動車は「4人」しか乗れない!? 条件を満たせば「5人」乗車可能! 気になる方法と理由とは

法律下では可能ではあるが……

 しかし、保安基準の上では「条件次第で5人乗ることが可能」ではあるものの、安全性を考慮すると“やむを得ない状況”を除いてお勧めできない行為でしょう。

シートベルトは法律上問題なくても安全上では着用しておきたいところ
シートベルトは法律上問題なくても安全上では着用しておきたいところ

 そもそも、軽自動車は4人乗りとして設計されているため、5人乗車はシートベルトが足りないなど、危険につながる点があります。

 また、6歳未満の小さな子供を乗せる場合に必須のチャイルドシートも、後席に3人乗るとなればスペースの問題から設置することは難しくなります。

「道路交通法施行令(第26条の3の2の第3項)」には、チャイルドシート使用の義務が免除される条件して、「定員内の乗車で、乗車人員が多人数のため乗車する幼児全員にチャイルドシートを使用すると全員が乗車できなくなるとき。」と記載されていますが、それでもチャイルドシートの不使用は大きな危険につながる可能性があります。

 やはり「万が一」の事態を避けるためにも、5人以上乗るのであれば、普通乗用車をチョイスするのが賢い選択です。

※ ※ ※

 基本的に、軽自動車は本来最大4人乗りで設計されているクルマです。

 しかし保安基準のルールにより、12歳以上2人、12歳未満3人の計5人で乗車することも可能になるということでした。

 ただし、あくまで「こうした条件であれば可能」というだけのもの。

 たとえ条件が合致していたとしても、軽自動車に5人乗るのは避けた方が無難でしょう。

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Writer: 大西トタン@dcp

(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。

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