政府が「ライドシェア導入」へ! 24年4月解禁で「何が起こる」!? 乗員「人手不足」の切り札となるのか
議論は始まったばかり! 難航が予想される今後の状況
気になる利用料金については、タクシーの約8割を目安として、需要と供給の状況によって運賃が変動するダイナミックプライシングの可能となるようです。
以上が、2024年4月に解禁される日本版ライドシェアの全体像です。
アメリカでのUber(ウーバー)やLyft(リフト)のライドシェアと比べると、かなり縛りが強い印象です。
その上で今回の中間答申では、「タクシー事業者以外の者によるライドシェア事業のための法律制度についての議論」(令和6年6月措置)という記載があります。
これは、アメリカや欧州などで実施されている、様々な形式のライドシェアを参考にした、新種の日本版ライドシェアの導入を考えようということになります。
日本版ライドシェア、まずは第1段階が解禁され、その先の新法の議論については各方面の意見の取りまとめが難航すること予想されます。
今後の動向を注視していきたいと思います。
Writer: 桃田健史
ジャーナリスト。量産車の研究開発、自動車競技など、自動車産業界にこれまで約40年間かかわる。
IT、環境分野を含めて、世界各地で定常的に取材を続ける。
経済メディア、自動車系メディアでの各種連載、テレビやネットでの社会情勢についての解説、自動車レース番組の解説など。
近著に「クルマをディーラーで買わなくなる日」(洋泉社)。
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