ヤマハが「和製スーパーカー」を提案! ド迫力の「斬新ボディ」に「超美麗インテリア」採用! 実走行し「市販化」も検討したモデルとは
カスタムカーの祭典「東京オートサロン2024」の開催が近づいてきました。過去のモーターショーなどでは、どのような魅力的なカスタムカーやコンセプトカーが発表されていたのでしょうか。
ヤマハが「スーパーカー」を提案していた!
国内外で開催されるモーターショーなどの自動車イベントは、将来のクルマを示すコンセプトカーや新型車が発表されることから、多くのクルマ好きが楽しみにしています。
なかでも毎年1月に千葉県の幕張メッセで開催される「東京オートサロン」は、日本最大規模のカスタムカーショーとして世界的に注目されるイベントで、自動車メーカーやパーツメーカー、カスタムショップから、さまざまなコンセプトカーやカスタムカーが出展されます。
次回の「東京オートサロン2024」開催が2024年1月12日と近づいた今だからこそ、これまでの国内外のモーターショーで注目を集めたコンセプトカーやカスタムカーを振り返って紹介します。
バイクや自動車用エンジン、船舶などを手掛けるヤマハ発動機(以下、ヤマハ)が、2015年の「東京モーターショー2015」に出展したのが、今回取り上げる「スポーツライドコンセプト」。
同車は、「もしもヤマハがスポーツカーを創ったらどうなる?」という長年の疑問に答えたモデルで、そのエクステリアは、各部品が完成された美しさを持ちながら、全体でも極めて高いレベルで調和した「エレメンタリズム・デザイン」を提案しました。
このデザインについてヤマハは「バイクが持つ『個と全』が融合した美」を表現したと説明しています。
ワイド&ローでスポーティなフォルムに、流麗で艶やかなボディライン、フェンダーが一体化したフロントカウルは、世界に名だたるスーパーカーと肩を並べる存在感のあるもの。
リアのデザインも、バンパー上部に配置されたセンター2本出しマフラーなど、あきらかに通常のクルマとは異なる世界観を完成させていました。
その独創性はインテリアにも見て取れ、無駄なものを省いたコックピットはまさに“バイクとライダー”の関係性を“クルマとドライバー”で再現した、一体感のある造形です。
それでいて、シートやダッシュボードにはタンレザーがあしらわれ、さらに高品質なメーター類などを配置したことで、車内空間も欧米のスーパーカー並の高級感溢れるものに仕上げられました。
このように極めて高いデザインレベルにより、人々を魅了したスポーツライドコンセプトは、公開の2年後に行われた「東京モーターショー2017」ではテスト車両の走行動画が公開されるなど市販化に期待がかかりましたが、2023年現在まで市販化モデルの発表はありません。
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ヤマハは、高品質で美しいバイクのみならず、トヨタのプレミアムカーのエンジンを生産するなど高い実績を誇る企業です。
それだけに“ヤマハ製の自動車”の登場には、ファンからの期待が常に集まっているのです。
2024年1月に開催される次回のオートサロン2024でも、どのようなワクワクするモデルがヤマハから登場するのか、大いに期待し楽しみに待ちましょう。
余り知られてないけど、日産フェレディZは初期ヤマハと日産と共同開発してました。