運転免許証の「顔写真」背景はブルー以外もOKだった!? ピンクでもイイ? 逆に「NGな写真」ってどんなもの?
運転免許を更新するとき、顔写真は持ち込んだものを使用することができます。そして写真の背景色についても、青でなくほかの色でもOKなのですが、どのようなルールがあるのでしょうか。
運転免許の顔写真はルール内なら背景はピンクもOK
一般的に運転免許証の顔写真の背景は「青」ですが、最近では持ち込んだ写真を使うことが可能になり、背景がピンクの写真でも問題ないとされています。
事前に撮影した証明写真を持ち込む時に、NGになるような背景色や撮り方はあるのでしょうか。
免許証の写真といえば、更新時に免許センターのカメラで撮影された写真が使われることが多く、この場合の背景色は青色です。
目を閉じてしまったり前髪が目にかかっていたりするなど、不適切な写り方をした場合は撮り直しを指示されることがあるものの、基本的には撮影した写真の確認や、撮り直しを依頼することはできません。
撮影の前には設置された鏡で身だしなみを整えたり表情を確認したりすることはできますが、着席してすぐにシャッターが切られるため、免許証の写真が気に入らないという人も少なくないでしょう。
免許証は長ければ5年間も同じ物を使い続けることになり、本人確認書類として提示する機会も多いことから、写真写りに不満があると何かとストレスを感じるかもしれません。
しかし、実は免許証の写真は事前に撮影したものを持ち込むことが可能となっており、証明写真機で納得がいくまで撮影したり、写真館などでカメラマンに撮影してもらった写真を使うこともできます。
ただし、免許証の写真には様々な基準が設けられているため、事前に撮影しようと考えている場合はそれに沿った写真を用意しましょう。
例えば、写真のサイズは縦3センチメートル×横2.4センチメートルで、無帽で正面を向いて、上三分身が入っていることが必要です。
また、申請前の6か月以内に撮影されたもので、背景については「無背景」つまり、模様や景色が入っていないこととされています。
逆にいえば、無背景であれば色については指定がないため、ピンクの背景を使用して撮影しても問題ないということです。
証明写真機の中には、一般的な証明写真で使用される青やグレー以外にも、白や茶色、ピンクなど複数の色から背景色を選ぶことができる機種もあり、ピンク背景の写真も手軽に撮影することが可能です。
また、証明写真機を使用せず自宅で撮影した写真でも問題ないとされており、より自由な背景色で撮影することもできますが、肌や髪の毛、服の色と同化する色はNGとされているため、黒髪の人が黒背景を使用したり、白シャツを着て白背景にするのはやめておきましょう。
ほかにも、極端な原色の背景は個人識別が困難となる可能性があり、NGと判断されることがあります。
証明写真機などを使わず自分で撮影した写真を使う場合は、必ず写真用紙に印刷し、ピントのズレや印刷不良のない写真を選びましょう。
それ以外にも、「眼鏡等」の条件がなくても普段から使用している眼鏡を着用することができ、大口を開けて個人の特定ができないような表情はNGですが、微笑んだ程度の表情であれば問題ないとされています。
証明写真機を利用すれば、免許証用のサイズが指定できたり、余白に対しての頭の位置や顔の大きさなどをガイドしてくれたり、前述のようにピンクの背景を選べるなど機能が充実しているため、活用してみると良いでしょう。
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免許証の写真は持ち込みが可能ですが、様々な基準があるため、各都道府県警察のウェブサイトで公開されている情報を事前に確認しておくと安心です。
ある程度の自由があるものの、あくまでも本人確認を目的として使われる証明写真であるため、あまり奇抜なものは避けたほうが無難かもしれません。
単色なら大丈夫。