トヨタの「本格FRスポーツカー」!? MT&全長4.1m級の「コンパクトボディ」採用! ちょっと“怒り顔”もカワイイ「S-FR R」とは
カスタムカーの祭典「東京オートサロン2024」が2024年1月12日から14日まで、幕張メッセで開催されます。過去を振り返ると、先に開催された東京モーターショーで大反響を巻き起こしたコンセプトカーがカスタムされて登場し、色めき立ったことがありました。そのクルマはトヨタの「S-FRレーシングコンセプト」。どのようなモデルだったのでしょうか。
アンダー200万円の本格FRスポーツ(!?)になるはずだった「S-FR」のカスタム仕様
世界最大級のカスタムカーの祭典「東京オートサロン2024」が2024年1月12日から14日まで、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催されます。
過去を振り返ると、先に開催された東京モーターショーで大反響を巻き起こしたコンセプトカーがカスタムされて登場し、「市販化への布石か!?」と色めき立ったことがありました。
そのクルマはトヨタの「S-FRレーシングコンセプト」。結局はお蔵入りとなりましたが、改めて注目してみます。
時は2015年10月。トヨタが東京モーターショーに世界初出展したコンセプトカー「S-FR」は、全長4mに満たないコンパクトボディながら本格FR(フロントエンジン・リヤドライブ)レイアウトを採用しており、愛着の湧くスタイリングと相まって、クルマ好きの心を捉えました。
コックピットの完成度も高く、狭いながらも後席が備わります。ギアボックスは6速MT。エンジンの詳細は発表されませんでしたが、「反響次第で市販化されるのでは」「予想価格は150万~200万円」という憶測が飛び交いました。
3か月後の2016年1月、東京オートサロンで、そのS-FRをベースとしたS-FRレーシングコンセプトが登場します。
ボディサイズは全長4100mm×全幅1735mm×全高1270mm。S-FRと比べて全長が110+mm、全幅が+40mm、全高が-50mmです。
大きく張り出したオーバーフェンダーや大胆なエアアウトレット(空気排出口)を備えたエンジンフードに加え、フロントアンダースポイラー、カナード、リヤスポイラーなどCFRP(炭素繊維強化樹脂)の大型エアロパーツを採用。
トヨタは「サーキットで高いパフォーマンスを発揮するためのデザインを追求した。よりスポーティなスタイルを実現することで、TOYOTA S-FRの新たな世界観を提案する」と述べました。
演出面で心憎かったのは、後に「GRスープラ」として市販されることなるコンセプトモデル「FT-1」と隣り合わせで展示されていたことです。
市販モデルの「86 GRMN」も展示されていたので、会期中は、本格FRスポーツの大・中・小サイズが一堂にそろう格好となったのです。
こうなるとS-FR市販化濃厚といった期待感が先行するのも無理はないでしょう。実際はコンセプト止まりで市販に至りませんでしたが、わくわくさせられたのも確かです。果たして今度の東京オートサロンでは、どのような話題が飛び交うでしょうか。
自動車メーカーは本当に欲しい車を、いつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつも作ってくれない。
断然ロードスターの方がかっこいい。
大口開けたスポーツカーとかあり得ん。