ホンダの新型「最強ミニバン」発表!? 全長5m超えの「アーマード オデッセイ」! ちょっとビッグな“防弾仕様”米に登場

アメリカを拠点に防弾車両の開発・製造を行うAlpine Armoring(アルパイン アーマリング)社は、ホンダ「オデッセイ」の防弾仕様を発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。

唯一の“防弾ミニバン”「アーマード オデッセイ」

 アメリカを拠点に防弾車両の開発・製造を行うAlpine Armoring(アルパイン アーマリング)社は、ホンダ「オデッセイ」の防弾仕様を発表しました。

Alpine Armoringが防弾仕様化したホンダ「オデッセイ」
Alpine Armoringが防弾仕様化したホンダ「オデッセイ」

 1994年にデビューした初代オデッセイは、乗用車のプラットフォームをベースとした低床・低天井ミニバンの先駆け。セダンライクな運転のしやすさと相まって、1BOXタイプとは異なる市場を開拓した一台です。

 ただ、それはあくまで日本市場での話。アメリカ市場では「小さい」「パワーがない」といった理由で苦戦しました。

 そこで2代目からは日本向けとは異なる、アメリカ向けの“大きなオデッセイ”を開発、生産するようになりました(一時期、日本でも「ラグレイト」として右ハンドル仕様が販売されていました)。現行モデルは2017年のフルモデルチェンジを受けた5代目です。

 今回、アルパイン アーマリングが手がけた「アーマード オデッセイ」は、ガラスを厚さ40mmの多層防弾ガラスに変更するほか、ボディと内装の間やフロア下などに装甲を取り付けることで、銃弾や手榴弾から乗員を守ります。

 タイヤはランフラット、ヘッドライトはストロボ機能付きとなっています。

 ボディサイズは全長5212mm×全幅1993mm全高176mm。見た目はノーマルのオデッセイと変わりませんが、車重は約650kg増の2721kgとなっており、重量増にともないドアヒンジなどが強化されています。

 同社独自で設けている保護レベルは、アメリカ軍の主力小銃として普及しているM16(5.56mm口径)の銃弾に対応するA9レベル。オプションでドラグノフ狙撃銃(7.62mm口径)対応のA11にすることも可能です。

 アルパイン アーマリングが手がける車両は、要人向けあるいは警備向けの需要が高いラグジュアリーセダンやラグジュアリーSUVが中心となっています。

 そのラインナップでオデッセイは唯一のミニバンです。オーダーメイドということもあり価格は未公開となっていますが、公式WEBサイトから見積もりを依頼することはできます。

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Writer: 近藤 英嗣

新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。

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